
日本人に金を使わせることが、こんなにも難しいとは思わなかった。
日銀の黒田総裁がスイスのチューリッヒ大学で講演を行った際、このようにポロッと本音を零してしまったように、日本人は本当にお金を使いません。墓の中にまで現金を持って行こうとしているのか、現金を大事に大事にタンス預金として持っているのです。
歴史を遡れば、日本人が投資にアレルギーを示し、貯金信仰が蔓延した文化は戦前からの富国強兵政策が招いた遺産と言えますが、戦後70年以上経った現代であっても、脈々とその拒絶反応は受け継がれています。
何十年も続いた国民気質は一朝一夕では変わりませんので、100年経ったとしても預貯金・現金信仰の悪夢を日本人は見続けます。
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日本人はそこまで貯蓄をして何がしたいのでしょうか?
実は、貯蓄に励んでいる理由を掘り下げると、特に計画があるわけではないことが解っています。
東京スター銀行によれば、日本・中国・アメリカの20〜40代のサラリーマンを対象に「貯蓄に対する意識調査」を行ったところ、日本人の8割が目的が無く、ただ念のために貯蓄していると回答したことが明らかになっています。更に、そのうちの4割は人生設計など考えたことは無いとしているのです。


一方、中国人は9割以上が人生設計をしっかりと描いた上で、貯蓄や投資と向き合っていると回答し、アメリカ人の8割は買いたいものがあるから貯蓄しているという、日本人とは真逆の回答を行ったことが判明したのです。
この背景には、日本人が抱く「将来の不安」が関係しています。少子化問題、国際競争力の低下、賃金が上がらないなどの負のサイクルを抱えて生きる日本では、誰もが将来の不安を感じています。
実際、このアンケートの回答では、自分の将来が今より良くなると考えられると答えた人は、国別で見ると「日本人:3割」「アメリカ人・中国人:8割」と、日本人だけが極端に悲観的になっている様が見受けられるのです。


さらに調査を進めると、中国人は月収の2割を貯蓄している一方、8割以上が投資を行っています。さらに、アメリカ人は何と2人に1人も投資を行っています。一方で日本人で投資をしている層は高齢者のみで、20〜40代のサラリーマンはほぼ皆無と言っていい状況です。
「人口が増え、経済成長をし続ける国」
「人口が減り、経済成長に限界がある国」
国の事情により、これほどまでに傾向が変わるのです。
「人口が増え、経済成長をし続ける国」
「人口が減り、経済成長に限界がある国」
国の事情により、これほどまでに傾向が変わるのです。
スヌーピーの格言に「配られたカードで勝負するしかないのさ」というものがあります。どんな国に生まれようと、どんな貧乏な家に生まれようと、どんな不幸な境遇にあろうと、文句を言っても何も始まらないという意味です。
自分の将来に悲観的になり、現状を悔やむのではなく、そこから力強い一歩を踏み出して行動することこそが、あなたの明るい未来を創造するでしょう。
賢い日本人は、悲観的な将来を少しでも変えるべく、既に投資を通じて資産形成に乗り出しています。
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