3225AB62-783B-4201-8ABE-E8804662DCB6

安定して株価が上昇していた2017年とは異なり、今年はボラティリティ(相場変動)の激しい1年となっています。リーマンショックを上回る暴落にも見舞われ、持ち株が含み損に陥っている投資家は多いのではないでしょうか?

含み損を抱えるのは、本当に辛いことです。マイナスの文字を目にする度に、大きなストレスが襲います。毎日の株価が気になって仕方なく、仕事も手につかなくなることもザラにあるでしょう。思わず「保有株を投げ売りたい!損切りして楽になりたい!」と思う気持ちが、日に日に大きくなっているのではないでしょうか?

かくいうチョコも、今年の暴落で大きく含み損を抱えている状態です。しかしながら、含み損など全くと言っていいほど気にしていませんし、スーパーウルトラ楽観視しています。

なぜなら、含み損を解消することは可能だからです。

SPONSORED LINK


長期投資で株式を保有し続けると、リスクが大幅に減少するといわれます。この場合のリスクとは、すなわち価格変動のリスクを指します。株を買うときに、元本割れになるのか?ならないのか?個人投資家にとって最も気になるポイントです。

結論を言えば、長期投資において「元本割れはない」と言い切れるデータが存在します。

「元本割れのリスクがあるから、株式投資はリターンがあるのでは?」と考えるのが一般的ですが、長期投資においては例外が存在するのです。

シリーズ累計25万部のベストセラーを記録した木村剛の著書「投資戦略の発想法」では、1〜2年といった短期保有ではプラスもマイナスも大きく散らばっていますが、30年を超えると12~13%前後にリターンが収束していくことを証明しています。

30年以上も株を保有し続ければ、たとえどんなに株式投資がヘタな人でも、経済不況やバブル崩壊、戦争などの様々な地政学リスクがあったとしても、誰もが約12%前後の利益を上げることが可能であることが示されているのです。

これは、「平均への回帰」と呼ぶ現象そのものです。平均への回帰とは、イギリスの統計学者であるフランシス・ゴルトンにより1877年に発表された「種子の重量に関する結果」から生まれたもので、100年以上の長い歴史に裏付けられた、非常に合理性がある理論です。

つまり、今の時点でいくら含み損を抱えていたとしても、長期で我慢強く保有し続ければ、誰もが年12%の利率で運用出来ることになります。最初の20年程度は元本割れも大いにあり得る話なのですが、20年を超えてくれば、元本割れが無くなるに等しい結果が生まれるのです。

しかし、これは指数に連動したインデックス投資の場合です。個別株では当然リスクが大きくなるため、ヘタすれば大損することもあり得ます。

とはいえ、NYダウ採用銘柄などの超優良株を保有している場合であれば、倒産リスクも限りなく低い上に、長期的な成長をしていく可能性は遥かに高いと言えます。個別株であっても超優良株に限っては、長期投資であればインデックス投資と同様、元本割れリスクを限りなく抑えることが可能なのです。

含み損など気にせず、根気強く投資を続けていきましょう。

にほんブログ村 株ブログへ
1日1回応援お願いします♪

SPONSORED LINK


投資戦略の発想法〈2010〉
木村 剛
ナレッジフォア
2009-06