働かなくてもお金が入ることを「不労所得」といいます。
世の中には様々な不労所得の種類が存在しており、株式投資、不動産投資、FXなどが該当すると言われています。しかし、これらの中には実質、不労所得と呼べないものが存在するのはご存知でしょうか?
その1つが、不動産投資です。不動産は所有している物件を貸し出すことで、月々の賃料収入が得られるモデルです。不動産信仰が厚い日本では、不動産オーナーは憧れの存在として見られることも多くありますね。
そもそも不労所得とは、労働力を提供しないことで収入を得るから不労所得と呼ばれるわけですが、不動産オーナーは入居・退居対応、家賃回収、メンテナンス、さらに光熱費や競合との価格競争のためにリフォームなどの工夫を凝らしたり、物件購入後も様々な努力を求められます。
つまり、不動産投資とは、正しくは「不動産を経営すること」になります。
不動産投資が儲からないとは言いませんが、収入を維持したいと考えた場合、それなりの労力とコストを支払うこと=労働が求められるということです。
では、FXはどうか?こちらは論外で、日々トレードをしなければ利ざやが稼げません。放っておいても通貨自身が収入を生み出すことは無いので、実質的には自分自身が労働していることと何ら変わりないでしょう。
となると、本当の不労所得とはなんでしょうか?
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それは「株式投資」です。
株式投資はめちゃくちゃシンプルで、買ったらそこでオシマイです。株を保有しているだけで会社は勝手に利益を稼ぎ、配当を還元してくれるからです。そもそも、なぜこのようなオイシイ仕組みになっているかというと、私たちが暮らす資本主義社会の構造にあります。
法律上、会社は株主のものになります。株主は会社のオーナーなので、会社のことを決める権利があります。
企業には社長や幹部、更に多数の社員やアルバイトで構成されていますが、株主は社長よりも強い権限を持っています。経営者を指名する権利も、解雇する権利もあります。社長が社員に媚びへつらうことなどは絶対にありませんが、社長は株主には頭を上げることはできません。それ程、株主は強い存在なのです。
更に、不動産投資やFXなどとは異なり、企業側が勝手にビジネスを推し進めてくれるので、株主は四半期毎の業績や、ビジネス内容に問題がないかを確認するだけで済みます。顧客対応など、当然行う必要などありません。
そして、企業がきちんと収益が上げられていれば、株主は実質何もしなくとも、配当金という果実が永続的に振り込まれるというわけです。
全米で長年に渡り大ベストセラーとなった、ジェレミー・シーゲル氏の著書「株式投資の未来 」によれば、”投資家に本当の利益をもたらすのは、永続できる企業である”と膨大なデータの中から解き明かしました。
つまり、昔から誰もが名前を知り、昔から誰もが使っている製品やサービスを提供する企業であれば、永続的な配当金を生み出す能力があると判断出来るというわけです。
本当の不労所得を得たいのであれば、株式投資をするべきで、且つ永続的な安定・成長が見込める企業に投資することです。
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