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日本人は投資嫌いで有名です。

世界一の保険大好き大国であることから解るように、日本人は過剰にリスクを取ることを嫌います。

もはや「投資」という言葉を聞くだけでアレルギーを引き起こす人は多く、投機と投資を完全に履き違えている様が見受けられます。

先進国の中でも、日本ほど金融リテラシーが低い国はありません。

それは、学校などの教育機関でお金の授業を受けることなく、大人になっていくからです。

社会人になって初めてお金に興味を持つようになるも、お金をどうしたら良いのかわからず、一方では貯蓄に励み、一方では散財します。

学校で教えなければ、親や日常生活で知識を習得していけばいいのでは?

と思いますが、そもそも親世代は貯蓄や保険大好き世代であり、お金を運用する知恵などは1ミリも持っていません。

さらに、「金儲けは悪いこと」と本気で思ってる人もいたり、「お金は汚いもので、悪だ」という宗教に洗脳されている国民が多いのが現状です。

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日本ではこのような考えの人が多いため、日常生活においては「お金の話はタブー」とされてきた現実があります。

特に、親もそうですが、友人などと話すときもお金に関する話題は、政治の話以上にタブーになっています。

つまり、日本人は学校でも、親にも、友人などにもお金の話をする機会がほとんど無いため、何歳になっても金融リテラシーが身に付けられないのです。

金融広報中央委員会の調査によれば、「金融知識に自信がある」と答えた人の比率は、日本人はわずか13%、これに対してアメリカでは76%でした。

アメリカでは金融教育が当たり前のように行われているので、高水準の数値が表れているのですが、お金と接点の無い日本人はあまりに数値が低すぎる。

裏を返せば、日本人は頭が良い民族なのは間違い無いので、きちんと教育プログラムに「金融」を盛り込めば、アメリカ人を超える数値を叩き出すことも可能だと考えられます。

日本人の金融リテラシーが低いのは、教育が無いから(知らないから)リテラシーが欠如しているのであって、一概に国民のせいとは言えないところもあるのです。

とはいえ、「無いものは無い」のですから、現実問題として日本人が金融リテラシーを身につけたかったら、自分で勉強するしかありません。

たとえば、預金残高がついに1000兆円を超えた日本では、日銀の異例のマイナス金利政策にも関わらず、人々はせっせと貯金に励んでいます。

1番の問題なのは、政府が日銀の量的緩和を通じて「お金の価値が目減りするインフレ社会」を目指しているのに、多くの日本人はそれがどのような意味を持つのか?全く気づいていないことです。

勉強する者、しない者で、これから貧富の格差はますます広がっていくでしょう。

高学歴でも金融リテラシー0だったらお金に苦労する人生だもんな

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