「離」＝モノへの執着から離れる

の三原則を徹底することで、心を豊かにすることが出来るほか、不要なモノを断つ作法が身に付き、大きな節約に繋がります。断捨離は、投資家にとって必須の心得と言っても過言では無いでしょう。
 

例えば、モノが増えてきたから捨てればいい、ではなくて、自分にとって「本当に必要なもの」を見つめ直そうとするのです。

大半の人は「バーゲンで安いから！今しか買えないから！」など自分に言い訳を繰り返し、不要なモノをポンポン買ってしまう性質を持っています。 「大きな買い物はしていないのに、給料日前はいつも金欠！」と嘆く人は大抵この類の性格で、投資どころか貯金すら出来ません。

そして、断捨離で最も重要なのは「モノを買わない」よりも、「モノを捨てる」ところにあります。日本人は「勿体無い精神」で、モノを大切にする素晴らしい文化がありますが、モノに囲まれた生活は金銭感覚を狂わせ、更なる支出を増やす原因になります。

そのため、家具や家電、衣服、食品類などで「いつか使うかもしれないから」と放置しているアイテムがあれば、迷わず捨てることをオススメします。

実際、チョコはiPhoneとiMac、そしてテレビがあれば生きていけるので、それ以外のモノは一切必要ありませんし、欲しくもありません。そのため、月々の支出は驚くほど低く抑えられています。

また、住む場所にも注意が必要です。見栄を張って華やかな都内に住んでしまうと、家賃や食品、生活用品のすべてが高くなるので自ずとコストが膨らみます。インターネットがあれば何でも出来る時代には、都内から少し離れた場所に住んでも全く困らないし、かなりの節約になります。

究極の節約とは、「断捨離で自分を変えること」です。いわば、節約から生まれるお金というのは、自分の心を整理整頓することで達成できる”ご褒美”と言えるでしょう。