AT&Tの株価下落が止まらない
アメリカ最大手の通信会社であり、100年以上の歴史があるAT&T(T)。決算がアナリスト予想を下回ったこと、米長期金利の上昇、スプリントとTモバイルの合併などの悪材料が続出し、連日のように株が投げ売りされています。
とはいえ、これはさすがに「売られ過ぎ感」が否めません。現在の配当利回りは驚異の6.37%、PERは12倍と明らかな割安値となっており、高配当戦略スタイルの投資家にとっては魅力的すぎる水準であると言えます。
さて、読者の方からそんなAT&Tの買い時についてのご意見をいただきました。
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AT&Tが暴落してます。
私も少しだけ保有してますが、 今がまた、買い増し時になっているか判断がつきません。
5年間のスパンでは底に近い感じですが、今後さらに下げる可能性もありそうです。
AT&Tは株価ではなく、配当利回りで見るべき銘柄だと考えます。
AT&Tのような巨大通信事業者は、毎年安定的に莫大な売上・利益を稼ぎ、永続的に株主還元を行っています。そして、増配年数は33年にも及びます。
しかし、「安定的」であることは、良くも悪くも利益が一定であるため、急激な利益向上は見込めないことになります。当然、急激な株価の上昇も見込めません。そのため、AT&Tは底値で拾って高値で売却する投資手法ではなく、「安定したビジネス」と、「安定した配当金」に着目した投資が良いですね。
また、機関投資家などが同社の株を大量保有していることから、今回のような米長期金利上昇などの事案が発生した場合には、資金が真っ先に流出し易い特徴もあります。
とはいえ、日本のマーケットを見渡してみると、何十年も5〜6%の配当を減配リスク無く還元し続けている企業は皆無と言っていいほどです。そういう意味では、AT&Tのようなアメリカ通信大手は非常に安心出来る投資先になるでしょう。
さらに、仮に何らかの要因で経営不振になったとしても、減配なんてことになったら経営失格の烙印を押されかねないため、意地でも増配(悪くても現状維持)を貫き通すと思われます。
つまり、現在の6%超の高配当を、永続的に享受したいという目的であるのならば、今の水準であれば、ある意味「いつでも買い時」だと言えます。
最低でも20年も保有していれば、たとえ増配が無かったとしても配当利益だけで恩株(投資コストゼロで入手した株式)になり、あとは死ぬまで「金の卵を生み出すガチョウ」となり得る株がAT&Tというわけです。
さらに、仮に何らかの要因で経営不振になったとしても、減配なんてことになったら経営失格の烙印を押されかねないため、意地でも増配(悪くても現状維持)を貫き通すと思われます。
つまり、現在の6%超の高配当を、永続的に享受したいという目的であるのならば、今の水準であれば、ある意味「いつでも買い時」だと言えます。
最低でも20年も保有していれば、たとえ増配が無かったとしても配当利益だけで恩株(投資コストゼロで入手した株式)になり、あとは死ぬまで「金の卵を生み出すガチョウ」となり得る株がAT&Tというわけです。
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