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世の中にはギャンブルを辞められない人々が多く存在します。今でこそ株式やFX、仮想通貨のトレードをギャンブルとして嗜む人が増えてきましたが、圧倒的に多いのはパチンコ、パチスロ、競馬、競輪、競艇、宝くじなどです。

ギャンブラーは「自分だけは勝てる!」と信じ込み、あり金を全てギャンブルに注ぎ込みます。そもそも、ギャンブルではほぼ全員が負けるように出来ているため、自分だけが勝てるなどというのは妄想に過ぎず、胴元にしっかり搾取されて終わります。

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パチンコ屋が都会でも田舎でも駅前などの一等地に店舗を構えることが出来るのは、それだけ儲かっているからです。儲かっているのはギャンブラーではなく、ギャンブルの場を提供している運営企業ということになります。

また、仮想通貨も同様です。最近マネックス証券が仮想通貨取引所であるコインチェックを買収したことで、隠されていた業績が公表されましたが、売上高は626億円、営業利益は537億円で、営業利益率が驚異の86%というスーパー荒稼ぎしていた実態が明らかになりました。この利益は全て仮想通貨のトレーダーたちから毟り取ったお金です。

ちなみに、国民が大好きで多額のカネを突っ込む宝くじは、買った瞬間に50%が胴元(国)に搾取される設計となっています。つまり、300円のくじを10枚買ったとしたら、その瞬間から1,500円の価値が毀損するのです。しかし、国民は自分だけが億万長者になれると信じて疑わず、凝りもせず毎年宝くじ売り場に長蛇の列を作るのです。

ギャンブラーが負け続ける理由は、このような搾取される仕組みを知らないからです。

恋愛では「100年の恋もいっぺんに冷める」とのフレーズがありますが、これは長い間抱いてきた恋心が一度に冷めることを指します。例えば、普段目にしている華やかな姿・印象とかけ離れた、セコい振る舞いや貧相な私生活などの現実を目撃して、大いにがっかりし、お熱が冷めていく心境を表しています。

ギャンブラーもこれと同じで、搾取されている現実を知らないから「ギャンブルに100年恋し続ける」のであって、知らないままであれば一生搾取される人生が待っています。

しかし、株式投資だけはプラスサムゲーム(参加者全てに利益が得られるゲーム)であるため、ギャンブルするくらいなら株を買ったほうが賢明です。資本主義社会における市場の拡大、配当金の増加により、理論的には全員がトクするようにデザインされています。

ただし、株式投資がプラスサムゲームになるのは、あくまで「長期投資」の場合です。資本主義である以上、株式市場は長期的に成長していく可能性は高いですが、たった5年前後の短期目線では暴落などに見舞われてマイナスサムになる可能性があります。

そのため、株式投資はあくまで長期で保有し、配当金をもらい続け、市場成長の波に乗り続ける必要があるのです。

とはいえ、ギャンブラーは一攫千金の刺激的なゲームを求めてしまいがちなので、大抵は一生搾取されて終わります。

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