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アメリカが利上げを加速させる一方で、日本は利下げによる金融緩和を継続しています。

日本はバブル崩壊後、30年に及ぶデフレ経済への突入という世界でも類を見ない長期停滞状況に陥っていました。デフレ経済は企業業績を悪化させ、いずれは国を崩壊させます。

デフレを有り難がる庶民が居ますが、デフレはハッキリ言って悪そのものでしかありません。可能ならば、絶対に回避すべき事象なのです。

さて、アメリカの中央銀行とも言えるFRBは、日本のようなデフレ経済に陥らない自信を常に持っていました。日本とアメリカの違いはどこにあるのでしょうか?

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まず、2つの大きな違いが存在します。

1つめは、FRBはデフレを防ぐために「積極的なデフレ予防」を実行したことにあります。予防はとても重要です。日本のバブルはアメリカよりもずっと大きく、バブル崩壊の衝撃も、より大きかったことなど違いがありますが、予防を徹底したことでアメリカはデフレを回避することに成功しました。

2つめですが、アメリカが予防などの措置を合理的に対処できたのは、FRBが「銀行の資本増強と、不良資産の認識」をしっかり行ったことにあります。銀行のストレステスト(健全性審査)においても、アメリカの金融システムは毎年のように驚くほど強固になっています。

このような2つの理由で、アメリカは日本が直面してきた重大なデフレ問題を避けることが出来たのです。

FRBでは大恐慌時の1930年代に、十分な金融緩和をせずにデフレを招いた当時のFRBの失敗を反省し、研究し続けてきました。そんなFRBにとっては、日本における90年代のバブル崩壊以降のデフレ経験は、「金融政策における大きな失敗モデル」であると捉えていたのです。

たとえば、FRBは日本について、「日本におけるデフレ配下の金融政策の失敗は、1930年代のFRBによる失敗といくつも類似性がある。日本のデフレがこれだけ長く続いたのは、政策手段が無かったのではなく、政策を取らずに抑制していたからだ!」と厳しく指摘しています。

さらに、FRBは日本の過ちを以下のように語っています。

・1987〜89年
日本は金融引き締めが遅れ、バブル経済を急速拡大させてしまった。

・1989〜91年
日本は「意図的な」株式バブルの終焉が資産価格の暴落をもたらした。

・1991〜94年
資産価格の急落、金融システム不安、景気落ち込みに対して日本は適切な対処をしなかった。

つまり、FRBは日本で発生した長期的なデフレ経済に対して、かなり強い問題意識を持っているのです。FRBはデフレを起こさないことを最重要視しており、アメリカがデフレに陥らない政策手段をいくつも用意しています。

FRBのデフレに対する危機感、急速なバブル形成に対する危機感は相当なものがあるわけです。

アメリカはこれからもFRBの適切なコントロール下で、緩やかなインフレを達成できるでしょう。そのため、アメリカが日本のようなデフレ経済に陥る可能性はほぼゼロです。

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