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アメリカ軍は世界最強の力を保持している

日本は第二次世界大戦の後、憲法に戦争放棄を謳い軍隊を解散させました。それ以降、日本には自衛隊こそあるものの、軍事という「装備」が無くなっており、アメリカ軍に頼りきっている状況です。

軍隊については賛否両論ありますが、「強い軍隊」を持つことは外交や経済的に非常に有利となります。

例えば、北朝鮮は軍隊と核開発に多額の資金を突っ込み、世界を威嚇しています。国民がいくら飢えに苦しもうと、軍の強化を最優先しているのです。結果、北朝鮮は息を吹きかければ消し飛んでしまう貧困弱小国家であっても、世界から気を使われる(一目置かれる)存在に成り上がることが出来ました。

もし、北朝鮮が軍隊強化や核開発を行わなければ、世界からは「ただの貧困に喘ぐ小国」として見向きもされなかったことでしょう。

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さて、歴史を遡ると第二次世界大戦以降、日本は世界から強請(ゆす)られて続けて来ました。アメリカから批判されると、日本はアメリカにひたすら謝ることしか出来ず、譲歩案という「おみやげ」を持たせることでしか解決する術がありません。これは、現在の対貿易赤字をトランプ大統領に批判されている構図も同じことです。

ロシアや中国や北朝鮮は、アメリカから非難されたとしてもひたすら強硬な態度に出られます。これは彼らが軍隊を持ち、そして、核を保有しているからです。アメリカも安全保障は国の最重要課題となっているため、彼らに対して強い態度には出にくいのです。

21世紀の軍隊や核は、単なる戦争のためのツールではなく、外交交渉や経済交渉を有利にするツールとして変貌を遂げているのです。

日本では昔から、世界に対して様々な支援を行っており、貧しさや飢えに苦しむ発展途上国のために、お金や技術面での援助を行うODA(政府開発援助)活動を積極的に実施していました。日本は1993年から8年もの間、ODA援助額でなんと世界1位の実績を継続してきました。

にも関わらず、日本は感謝されるどころか「日本はカネしか出さない国だ!」と世界から批判され続けてきたのです。これは全て、世界からナメられているから簡単に批判されるのであって、その根底には軍や核を保有していないことに行き着きます。

非常に攻撃的で、一般人に危害を加える不良やヤクザなどが、いざ自分よりも力や権力のある組員などに脅された際、殺されたくない一心で敵に必死に命乞いします。彼らの世界では「力」こそ全てですが、国同士もこれらと全く同じ構図で成り立っています。

日本は他国を攻撃するための「力」を一切持ち合わせていません。そのため、世界各国からは日本はカネをたかる存在としか見られていないのです。

これも、不良やヤクザが自分よりも力の弱いものにカネをたかる構図と同じです。他国は日本の要求を飲まなくたって危害を加えられる恐れが全く無いわけですから、日本に気を使う必要など全くありません。

アメリカは世界最強と呼ばれていますが、その所以は、世界最強の軍隊や世界最大の核を保有しており、他国に自国の要求を飲ませ続けられるところにあります。

現実問題として、日本が他国に対して強い交渉力を持つためには、強い軍隊と核の保有は避けて通れない道となります。

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