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車は持つだけでお金を取られる罰金に近い 

車を持たない若者が増えています。

ここ最近の調査では、なんと5割超が「車なんて買いたくない」と回答したというデータがあります。

そもそも、日本の自動車税はアメリカの49倍という超重税国家で、車に乗ることがもはや罰則みたいになっている日本では、移動手段のツールとしてあまりにも高すぎるでしょう。

駐車場ビジネスで成長を続けるパーク24は、カーシェアリング事業に乗り出しており、現在ではこの事業だけで数億円を稼ぎます。

車は「所有」する時代から、「利用」する時代へと明らかに変化しているわけです。

さて、そんな中でもやはり一定の車好きは存在しており、彼らはこぞって高級車を好むそうで、たとえばBMWやベンツ、アウディ、レクサスなどが人気です。

正直、最高級モデルで無い限りこれらの車は驚くほど高くなく、精々プリウスなどと同じ価格水準だったりします。

少し旧型のベンツやBMWなどは中古で200万円台で売られていることも多々あり、少し頑張れば若者でも買えそうなお値段です。

では、なぜこのような車は「高級車」と呼ばれるのでしょう?

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ベンツクラスCを50年乗り続けると、6,000万円かかる 

それは、「維持費が高級」だからです。

たとえば、上述した輸入車の多くは、メンテナンスなどでパーツ交換をする際は本国から輸入しなければならない場合も多く、コストが跳ね上がります。

また、戦略的にパーツを高く売る戦略を掲げているメーカーもおり、国産車と比べると遥かに高いランニングコストがかかります。

プレジデントでは、「ベンツに乗る人は一生でいくら払うことになるか?」と題して、輸入車や高級車を生涯乗り続けた場合の総コストを算出しました。

その結果によると、ベンツクラスCで50年間乗り続けた場合、なんと5,525万円(都心であれば6,725万円)の維持コストが掛かることが判明しました。

若者が仮に高級車を買ったとして維持しようと考えた場合、20万円以上の手取りであったとしても実に5割弱が車の維持費で消えていくことになります。

年収が上がりにくい昨今の日本では、何も若者だけでは無く、30、40代でもキツイ支払いになるでしょう。これはもはや、車は必需品を超えて金持ちの道楽の領域です。

ロバート・キヨサキ氏の著名書「金持ち父さん 貧乏父さん:アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学」によれば、お金をポケットに入れてくれるものを資産と呼び、お金をポケットから奪っていくものを負債と定義しました。

つまり、お金持ちになりたいのであれば、車は極力買わないようにするべきです。

日本のように交通インフラが世界一発達している国では、基本的には電車やバスを利用した上で、サテライト的にタクシーを使うだとか、カーシェアリングを必要な時に利用するだけで十分でしょう。

都心だったら車なんて無くても不自由ないしな

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