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資本主義が徹底されているアメリカ株式

資本主義の経済は、成長し続けなければならない仕組みとなっており、「現状維持」では国家が破綻してしまいます。今日、日銀と政府は物価2%のインフレに躍起になっていますが、これは資本主義の原理に基づいています。日本のインフレ誘導は正しい政策です。

皆さんが普段から使っているお金。資本主義の定義では、お金というのは「債務」を意味します。あなたの持っているお金は、誰かの借金です。通貨で決済する経済が構築された時から、人々はお金を得るために働くようになりました。

これは、誰かが誰かの借金を返す為に働いています。

そして、通貨が主軸となった経済圏においては、経済成長が不可欠なものになったのです。

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国や企業や個人が借金をしなくなれば、銀行は壊滅します。金融不安が広がり、株式市場は暴落するでしょう。リーマン・ショックでは、金融不安が「資本主義の終わり」と形容されましたが、これは借金によって回っている仕組みが崩壊しかけたからです。

そもそも、資本主義社会とは銀行だったり、株式市場を中心となる経済社会を指すのですが、昨今では社会発展における役割が大きくなりすぎて、もはや経済成長なくしては国が維持出来なくなっているのです。

しかし、これは必ずしも悪いことではありません。資本主義社会で構築された国家は、昔と比べ格段に裕福に、便利になり、人々に幸福をもたらしました。

一方、共産主義国家は現状維持を目的にした設計となっていますが、人々は幸福になるどころか飢えに苦しみ、国家として完全なる機能不全に陥っています。共産主義国家(あるいは社会主義国家)の代表格である北朝鮮を見れば一目瞭然でしょう。

さて、資本主義社会が借金によって維持される仕組みであれば、ひとつ考えなければならないことがあります。それは利子の存在です。借金とは誰かがお金を貸してくれることなので、当然そこには利子という手数料が乗ってくることになります。

この利子を返すためには、現時点より多くのお金を稼がなければなりません。つまり、国全体が多くの富を生み出し続けなければ、債務超過で国家が破綻してしまうのです。そのため、国家は常にインフレを目指し、人々の所得を上げることに躍起になるのです。

株式市場においては、インフレや所得向上は株価上昇を意味します。つまり、資本主義の仕組み上、株価は原則「右肩上がりのシステム」になっていなければならないのです。

株式投資において長期積み立て投資が推奨されるのは、このような資本主義の仕組みに基づいた、確かな根拠が存在します。

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