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とある工場の勤務のおばちゃん。

毎月こつこつ3万円自社株を買い続けて10数年間。

株はほぼ10倍に値上がりしておりいまや価値はほぼ1億円。

こういうおばちゃんって全国にいっぱいいると思うよ。

業界によってはもっと株は値上がりしてるので財産数億円のおばちゃんもあなたの周辺にけっこういるはず。

いや〜、これこそ株式投資の醍醐味ですね。

労働だけで1億円の資産なんて100%築くことはできないのですから、現代人には株式投資が必須です。

株式投資って日々モニターに張り付いてトレードする必要があるって勘違いしている方も多いのですが、何も考えずに毎月3万円でもコツコツ積み立てすることで、誰でも資産形成はできます。株式投資は金持ちの道楽と世間では言われていますが、一般庶民こそ株式投資をするべきで、自分以外の資本を有効活用するべきです。

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さて、チョコ的には自社株を買うことについては少し否定的な意見を持っています。自社株を買う制度は「従業員持株会制度」と呼ばれ、給与天引きで一定額を拠出し、自社の株式を買い付けることができる制度です。一般的には奨励金も数パーセント会社から出るため市場より割安に買うことができます。

一見オトクのように見えますが、「自分」と「株式」を同じ会社に依存するのはリスクが大きいです。

今は時代が変わるスピードが加速しており、超大手企業でもすぐに不況に陥る可能性が高い時代です。持株会が活発だった東京電力やシャープ、そして東芝などの企業は、想定外の事故、不祥事、そして業績悪化で、給料はカット・株価大暴落と、社員はダブルパンチを喰らってしまいました。

それに、100年以上経営が堅調で、未来永劫繁栄し続ける会社などほぼありません。例えば、お隣の韓国には「三代続く店はない」と言われており、せいぜい創業80年ほどの会社がいくつかあるに過ぎません。中国でも世界最大の漢方薬メーカーである北京同仁堂が創業340年ほどで、あとは中国茶、書道用具など100年以上の老舗が何軒かある程度です。

日本では創業100年超えが10万社を超えており、世界でも指折りの長期経営の会社が多い国です。しかし、長期経営しても全てが業績堅調でいられるわけではありません。最近では100年以上経営している企業でも倒産が多くなっています。

例えば、長野県の老舗紙問屋である加賀屋は100年以上の歴史がありましたが、2009年頃に経営多角化の一環でテナントビルへの投資を始めて大失敗。100年を超える歴史に幕を下ろしました。

また、室町時代から500年以上の歴史をもつ和菓子の駿河屋は、老舗和菓子店としては珍しく上場している企業でしたが、業績低迷で株価が下落、上場廃止の危機に瀕していました。終いには創業家20代目社長が架空増資で逮捕され、後継者の目途もつかず倒産への道を進みました。

10万社の中にはこれらの例以外にも昔ながらの町工場なども多く含まれており、経営が苦しい企業は多いのです。そのため、残念ながら100年以上創業を続けている企業の倒産は今後増えて行くと思われます。

というわけで、自分の勤めている会社がいつ不況に陥るかわかりません。自社が赤字続きで経営が危うい状況になれば、たちまち給料はカットされ、株価も暴落する可能性があります。つまり、「自分」と「株式」の両方の資本が一気に暴落することになるのです。

卵は一つのカゴに盛るなという格言があるように、投資とは『分散投資』でリスクヘッジをすることが基本です。自社株を買うくらいであれば、米国最強企業に分散投資できるS&P500を毎月3万円ずつ買うほうが賢明でしょう。

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