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日本一の証券会社である野村證券を傘下に抱える野村ホールディングス。この会社の2019年度における新卒採用人数が、ここ5年間で最低水準になることがわかりました。

背景には、AIの活用で大幅な業務効率化が実現したためです。特に証券会社はトレーディングでの収益が大きい事業ですが、AIにより大幅な人員削減を達成できています。

これは世界的なトレンドです。

例えば世界最大の証券会社であるゴールドマン・サックス。ゴールドマンはいち早くAIの導入を進めていて、2000年にニューヨーク本社の現物株式取引部門に配属されていた超エリートのトレーダー600人をクビにし、わずか2人までに削減しました。

ウォール街のトレーダーやファンドマネジャーは、AIリストラの波に怯えています。AIは人間より優秀なことが証明されており、AIを導入した23社のヘッジファンドは軒並み運用実績が高いという結果も出ています。

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AI vs 人間。 

AIは24時間365日文句も言わず働き続け、膨大なデータから最適な解を導き出すことが可能です。反面、人間はAIのように集中力が永続しませんし、「偏見や感情」により失敗を繰り返してしまいます。

高いコストを払って人間を雇うメリットなど1ミリも無いのです。

つまり、”人間はAIに勝ち目無し”です。

さて、野村HDだけではなく、日本ではメガバンクでも新卒採用人数を半減させます。
 
みずほフィナンシャルグループは、来期の採用人数を700人程度と昨年度に比べ、なんと半分にする方針を発表しています。また、三菱東京UFJ銀行は1030人から10%、三井住友銀行は800人から20~25%それぞれ減らす方向で調整しています。この削減も、AIの活用により人手が不要になった効果が大きいためです。

また、保険最大手の第一生命ホールディングスもAIで業務効率化が達成できたことにより、2023年までに2100人分の業務を削減する方針だと伝えられています。

これまでのように大量の労働者が必要な時代は、明らかに変わりつつあります。ホワイトカラーと呼ばれる高所得者にまで、労働者淘汰の波が押し寄せていることは大きなポイントです。

AIに仕事を奪われる時代は、まさに目前に迫っています。

気付いた人は、既に投資や自己スキルアップで本格的な対策に乗り出しています。もし、AIに脅威も抱かず、何も行動を起こしていない人がいたとすると、真面目にヤバイと思いますよ。

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