世界同時株安の勢いが止まりません。

今までは諸外国の地政学リスクで下落することは多かったのですが、アメリカを震源地とした直球型の暴落は久々であり、それ故に世界のショックは大きいものだったのです。

さて、そんな中で退場者も多く出ました。短期売買でレバレッジをかけて日銭を稼ぐ専業トレーダーや、暴落に耐性がついていない投資初級者です。専業トレーダーは自業自得って感じですが、投資初心者の方は非常に勿体無いことをしています。

なぜなら、保有株が優良株である場合は我慢してホールドし続ければ、いずれ元値に戻る法則があるためです。

投資暦が長くなればなるほど、"自分だけの優良株"を見つけて迷走するものですが、まだ暦が浅い投資家であれば日頃から生活に密着している株を買うものですので、本物の優良株を保有している場合が多いです。

優良株を保有している場合の暴落局面では、"売り"ではなく、"買い"です。

■P&G 短期チャート
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例えば、連続増配株の王者である優良株のP&G。

米長期金利上昇の影響により、連続増配株の所謂ディフェンシブ株はボコボコに売られています。しかしながら、アメリカの長い歴史で利上げや利下げなどは幾多も行われているわけで、連続増配株はそんな歴史を乗り切り、莫大なキャッシュを長年稼ぎ、30〜60年以上に渡り増配を続けているのです。

暴落局面においては短期目線では"売り"と言えますが、長期目線では間違いなく"買い"と言えるのはこのためです。

■P&G 長期チャート
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更に、長期チャートを確認すると良く理解できます。

この間、様々な地政学リスクが株式市場を襲いましたが、超大型で人々の生活に必要不可欠と言われる製品やサービスを粛々と提供している企業は、暴落するどころか緩やかに右肩上がりを続けています。しかも、その間も配当金を増配し続け、株主に利益をもたらしてきたのです。

対して、企業業績の実態が伴っておらず、期待感などで買われてきた株は、投資家が去ると同時に株価も暴落したままでした。

つまり、暴落局面こそ、連続増配株に投資妙味があります。

雑誌やWebサイトなどでは「損切りは大事!!」と声高に叫ばれるので洗脳されてしまいがちですが、損切りしなければならないのは短期トレーダーやイナゴみたいな目先の金儲けに走る投資家だけです。

優良株を握りしめた投資家は、目先の出来事に一喜一憂せずに、優良株を買い足すか、相場が回復するまでジッと静観していればOKです。

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