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地球の裏側から名医が手術出来るとしたら、あなたはどう思いますか?

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安定のディフェンシブ株と言われているAT&Tやベライゾン通信株。ディフェンシブとは、特に大きな成長は見込めないまでも、安定的な収益を確保し、安定的な株主還元を実現している銘柄の総称です。しかし、これらの銘柄が次世代の成長株に様変わりする時代が来るかもしれません。

日経の取材によると、先日開催された世界最大のモバイル機器の見本市「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)」の最大の目玉は次世代高速通信規格「5G」で、通信速度が格段に上がることが実証されていたと言います。

ベライゾンは5Gを利用した実験では、仮想空間だけでスポーツのプレイが可能だったとしました。実験は、米プロフットボールのNFLと米プロバスケットボールのNBAの選手にカメラを搭載したVRゴーグルをかけ、5G配信の映像しか見えない状態で練習してもらうというもの。結果、映像は十分に「ライブ」だったため、選手は5G回線を行き交う映像を見るだけでなく、実際に「プレイ」できたのです。

また、"世界最高の外科医が遠隔手術できる"というとんでもないことが実現できる可能性もあります。
クアルコムは5Gにより、複数の産業機械をわずか1~2ミリ秒の遅延で遠隔制御できることを証明しました。 このテクノロジーを用いれば、例えば世界最高の心臓外科医が、地球の裏側の救命手術でロボットアームを完璧に操作し、遠隔医療が出来てしまうことが実現してしまう時代が到来するのです。

5GはAI、IoT時代の主役です。

全てのモノ・ヒトが、全てインターネットに相互接続される時代には、通信インフラが要となります。今まではヒトだけが通信インフラを利用していましたが、世界中のモノまでも接続されるとしたら、ユーザ数は無限大になることを意味します。

つまり、通信会社は収益力を更に強化し、成長のエンジンとすることが可能になります。

2017年の株式市場の主役はFANG(ファング)と呼ばれるハイテク株でした。FANGはフェイスブック、アマゾン・ドット・コム、ネットフリックス、グーグルの4社の頭文字をつないだ造語であり、これらの株は成長期待から世界中の投資家に買われ続け、ひたすら株価を上昇させてきました。
 
そんな次世代の"FANG"は、意外にも投資妙味が無いと言われているAT&Tやベライゾンなどの通信株になるかもしれませんね。

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