1月3日。
CPUに関連する脆弱性情報が公開されました。この脆弱性は、スペクター(Spectre)、メルトダウン(Meltdown)と呼ばれるものです。
インテルは自社CPUに潜むバグの存在を正式に認め、脆弱性に対する見解を発表しました。
・スペクター
"Speculative Execution(投機的実行)"から来ている。
インテル、AMD、ARMなどの様々なCPUに存在する脆弱性。
・メルトダウン
"安全性を溶かす"という発想から来ている。
インテルのCPUのみに存在する脆弱性。
これらはもともとGoogleが発見した脆弱性。上記企業の製品を搭載したシステムに影響があります。インテル社のCPUシェアはパーソナルでは90%、エンタープライズでは99%の圧倒的シェアを誇るため、ほぼ全てのユーザに影響があるといっても過言ではないでしょう。
脆弱性を突かれてしまった場合、最悪システムが処理するほぼ全ての情報を奪取可能(ハッキング)となるため、世界中を巻き込み大問題となりました。OS、ソフトウェアを提供するベンダはすぐさま緊急のアップデートプログラムを公開するなど、ベンダとユーザは対応に追われました。
インテルはこの問題を受けて、株価が下落しましたが、ビジネス上の問題はそこまで大きくはないとされ、すぐに値を戻しました。なぜなら、この脆弱性問題を受けてインテルのCPUを使わなくなるなんてユーザはおらず、影響は軽微とされているからです。また、そもそもシステムの世界では脆弱性を完全に無くすというのは実質不可能であり、都度修正していくしかないのです。
インテルはもはやITの根幹を担うインフラと化しています。
■インテル 株式詳細
配当利回り:2.63%
増配年数:10年
株価:45ドル
1月25日、インテルは第4四半期の決算を発表しました。売上高は前年同期比4%の増加であり、過去最高の171億ドルを達成しています。アナリスト予想を大きく上回ったのです。インテルのワイドモートを考えれば、今後もインテルはITインフラの根幹を担っていく中心的存在であり続けると考えられます。
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