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直近の株式市場の暴落により、メディアで証券会社の取材を報じるシーンが増えてきました。

暴落時には個人の電話相談やパニック売りもかなり多く、電話口だけではなく証券会社のWebサイトも一時激重になりログインしずらい状態になったと言います。また、トレーダーも「クレイジー」と形容してしまうほどにカオスな状態になっていました。

暴落というのは、世間ではかなりのインパクトがあったようです。

焦る、狼狽する、パニック売りをする。

なぜ投資家はこんな愚かな行動をとってしまうのでしょうか?それは、人は希望的観測をする生き物だからです。自分が買ったらいつまでも上がってくれる、いや、上がって欲しい!という希望で株式を取引するのが普通であり、そこには「株価が急落する」などというシナリオはありません。つまり、防衛を一切考えていないからこそ、パニックに陥ってしまうわけです。

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ビジネスの世界では、コンティンジェンシープラン(コンチプラン)という考え方があります。
コンティンジェンシープランとは、予期せぬ事態に備えて、予め定めておく緊急時対応計画です。 これがあることで、組織は、予期せぬ事態によって中断する範囲を最小限にし、迅速かつ効率的に必要な業務の復旧を行うことが可能になります。

特にプロジェクトを遂行する場合、予期せぬ事態など日常茶飯事です。
全ての設計が万全だったにも関わらず、いざシステムを動かしてみるとエラーの連続、原因も特定できない状態なんていうシーンはよく発生します。

その場合、どのようにリカバリさせるか?というシナリオを事前に策定しておくことで、予期せぬ事態でも被害を最小限に留め、ビジネスインパクトを抑えることが可能なのです。

これはビジネスだけに限らず、幅広く応用できます。

株式取引におけるコンチプランを考えるのであれば、いつでも暴落の事態を想定しておくことでしょう。暴落が起きることを想定して、予めキャッシュを用意しておくことも一つの策ですし、そもそも暴落してもいいように、高配当銘柄を揃えておくことでリスクを最小限に抑えるなどでもコンチプランになります。

暴落時の要因を分析して行動することも一つの策です。

例えば、今回の暴落はどこまで調整するかはわかりませんが、最終的に株価は上昇します。
なぜなら、アメリカの景気が絶好調であるから長期金利が上昇して、その割高感からヘッジファンドのプログラムが暴走して暴落しているわけです。つまり、大規模な仕手の一種に過ぎず、アメリカの景気が良い以上は株価も上がるのはもはや必然です。

さらに、アメリカはトランプ減税で大きな恩恵を受けることになります。
もともと世界中で儲けまくっている企業が、さらに鬼減税の恩恵を受けるとなると、業績は良くなるに決まってます。なので、企業業績と関係無く売られまくるシーンこそ「株は買い」なのです。

たとえ、想定以上の暴落で追加買いの種銭が途中で尽きようとも、長期目線で見れば絶好の買い場で仕込めたことには変わりありません。

… 

というシナリオを自分で予め描いた上でコンチプランを計画していれば、どんな局面でも焦る必要はなくなるのです。そして、利益を享受することが出来ます。今後起こりえる暴落に備えて、自分なりのプランを策定しておくことは重要です。

最悪の事態を常に想定して自分なりのシナリオを描いておく。すると、何事にも対処できるようになります。むしろ、その事態にならなかったらラッキーくらいの気持ちで物事に向き合うということ。

最強コンチプランを策定しておきましょう!

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焦らなくなる本
和田秀樹
新講社
2015-10-23