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昨年から噂されていたスポティファイが、ついにニューヨーク証券取引所への上場を申請しました。

スポティファイは音楽のストリーミング配信サービスで急成長しているスウェーデン発祥企業です。2006年の創業からわずか1年半で、欧州全体で800万人以上の顧客を獲得。2011年にはアメリカに進出し、現在では世界各国でサービスを展開しています。
 
日本では2016年にサービスを開始しました。
現在では、全世界で同サービスを利用するユーザーは1億4,000万人を超えており、うち月額10ドルを支払う有料会員数は6,000万人を超えたことを発表しています。

最近はバンバンCMを打っているため、このサービスを利用している方も多くいらっしゃるかもしれませんね。

そんなスポティファイですが、一般的な株式公開とは異なり、資金調達を行わず株式を直接登録する方針であるといいます。

これはどういうことかというと、通常のIPOは上場する企業が新たに株式発行することで投資家からマーケットを通じ資金を調達します。また、証券会社が幹事を行い、上場申請書類の作成指導、内部管理体制の整備指導、資本政策の立案、募集及び売出しによる株式の引受、公開価格の決定、取引所等の上場審査への対応などを行います。
 
証券会社は大型のIPO案件を手がけることにより、多額の手数料を得ることが可能となります。

しかし、スポティファイの上場手法は、新規株式を発行することはなく「既存の株主から」マーケットを通じ、株式を買い付ける直接上場になるのです。

株式を新規発行すれば多額の資金を調達することができますが、企業にとってそれは借金を増やすようなもの。成長企業にとっては借金は事業加速のエンジンとなりますので、必ずしも借金が悪いわけではありませんが、スポティファイは既に20億ドルを超える売上高を計上していますし、新規で資金調達する必要がありません。

では、なぜNYSEに上場するのか?
 
スポティファイは、NYSEに上場することで得られるネームバリューの獲得や、財務健全性や透明性を訴求できるメリットを重視しています。

また、同社はレコード会社へ支払う多額のライセンス料が最大の支出となっていますが、上場することにより更なるユーザ数獲得が見込まれるため、レコード会社とのライセンス料交渉に有利になります。また、上場に際し引き受け証券会社を選ぶ必要性がないため、IPOにおける初期費用削減にも繋がるのです。

日本では国際的なIPO案件はほぼありません。
超大型と呼ばれるもので、ここ最近では日本企業であるSGホールディングスくらい。
 
世界的に有名な大型企業上場先はやはりNYSEです。

今後、NYSEへの超大型上場案件には世界最強の石油会社である、サウジアラムコが控えています。
東証も積極的に誘致を行っていましたが、おそらくNYSEへの上場となるでしょう。

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