大納会

2017年最後の取引となる大納会を迎えた昨日の東京株式市場。
日経平均は前日比19円安の2万2764円で取引を終え、年末株価としては1991年の2万2983円以来、26年ぶりの高値をつけて有終の美を飾りました。

日本株はバブル!!

メディアはそう、一斉に報じています。

・・・

さて、果たしてそうでしょうか?


ぶっちゃけ、当時の水準にすら戻っていない株価を見て、何がバブルかという印象です。

アベノミクスで大胆な金融緩和というカンフル剤を注入し、やっとここまで回復できたというのが日本株の現状です。また、追い打ちをかけるのが日銀やGPIFなどの"クジラ"と呼ばれる日本株買いの大口の存在。これらのチートを駆使して、日本株はやっと当時の株価に戻りつつあるという状況なのです(まあ、それでも全然戻ってませんけど)。

その間、アメリカは8倍以上の株価上昇を続け、100年後には当時から換算して333倍である100万ドルに辿りつくと見込まれています。

日本株が8倍になることすら非現実と思われる一方、アメリカが333倍になることの方が現実的に思われるこのアイロニー。

これこそ、アメリカの強さなのです。

日本株をディスるな!という声をいただくことがありますが、そのような投資家はせっせと日経ETFでも一生積み立てて、日本経済と心中したらいいと思います。

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今そこにあるバブル (日経プレミアシリーズ)
滝田 洋一
日本経済新聞出版社
2017-08-09