世界最後の超大国インド。



そんな巨大なインド市場に変化が起きていました。

それは外食です。

インドでは長年、外食文化が浸透していませんでした。衛生面や健康面での条件が悪く、外食が敬遠されていたからです。そのため、インド人は仕事に行くにもお弁当の持参は毎日欠かさないのが常識であり、ランチに出向く人はほぼいなかったのです。

しかし、ここ最近ではインドの人々は外食をする機会が多くなっています。
インドの経済発展とともに、フードコートなどが多く登場するようになったためです。

中でも、インドで外食を切り開いたパイオニアはマクドナルドです。
マクドナルドは、インドで外食文化が浸透していない頃から、ビーフやポークを一切使わないメニューを開発し、ヒンドゥー教やイスラム教でも食べられるようにしていたのです。今では、カレー味のキチンバーガーや、ベジタリアンメニューを開発し、インド13億人の胃袋を囲い始めています。

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(マクドナルドを楽しむインド人)

しかし、インドはもともと貧しい国です。
ここ最近の経済発展の恩恵が、外食文化を加速させていることは間違いないでしょう。

後進国にとって、マクドナルドはご馳走なのです。

例えば、後進国ではマクドナルドは誕生日を祝うとか、デートなどのここぞと決める時など、特別なイベントがある日にしか使われません。なぜなら、後進国ではマクドナルドは一般庶民が簡単に利用できないくらい高価な価格となってしまっているからです。

後進国の庶民から見れば、マクドナルドは高級レストラン。

それ故、上流の階級に位置する一部の人でしか基本的には日常的にマクドナルドを利用することは出来ません。後進国にあるマクドナルドの店内は、身なりがきちんとした人が多いという逸話もある程です。

しかし、それもインドに見られるような経済発展により、世界中の庶民も日常的にマクドナルドを食べられるようになります。

これはかつての日本も同じでした。
現代は学生御用達の格安ファストフードの扱いを受けていますが、昭和の時代は日本人にとってもご馳走だったわけです。

今後はグローバル社会における世界的な経済発展を受け、マクドナルドは世界中の一般層までもが同社のファンになり得ます。今まで以上の圧倒的なシェアを獲得することが可能となるのです。

■限りなく大きな可能性
アメリカや日本などの先進国ではパイ自体が限られています。
先進国市場ではマクドナルドは既に飽和状態です。世界では、日本のような豊かな生活を送れる先進国は1.5割程度しかないため、後進国の割合の方が圧倒的に多いことがわかります。

それ故、後進国では人口10万人あたり、マクドナルドの店舗はたったの0.13店舗しか現存しないため、後進国でも一般層によって日常的に利用されるようになった暁には、店舗数は拡大、売上も飛躍的に伸びていくことが予想されます。

つまり、マクドナルドは今後更なる飛躍をする可能性を秘めていると言えるのです。

うまる

世界中の人々を笑顔にする。

それがマクドナルドです。

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