投資には、ストラテジだったり、テクニカル分析などいろいろ手法はあります。
しかしながら、
ただシンプルに自分が応援したい企業に投資すること。
これこそが本来の投資のあるべき姿なのかもしれません。
それが結局、世の中を良くし、企業も成長する。
そして、最終的には投資家にも大きなリターンをもたらしてくれる。
自分が応援したいという気持ちがあるということは、常にその企業に接し、常にその企業の良さを自分自身が理解していることになります。
理解できているということは、相場の心理的影響を極力受けなくなるということです。
自分自身の信念があれば、相場のノイズを気にしなくても済むようになります。
そう、応援したいという「信念」こそが投資に最も必要不可欠な要素であるのかもしれません。
アグネス・チョウ(周庭)さん。
彼女は、香港民主化運動の女神と呼ばれており、2014年より香港の民主化や自立を求めて市民運動を主導しているリーダーです。彼女らが訴える民主化とは「民主的な選挙で自分たちの未来を決めたい」という想い。
香港の歴史は複雑です。
1997年7月1日のイギリスから中国への返還後、一国二制度(主権国家の枠組みの中において一定の自治や国際参加を可能とする構想、つまりは独立国とほぼ同等の高度な自治権)が認められているはずなのですが、ここ数年で中国からの圧力が強まっています。
その背景には、中国から香港に大量の移民が押し寄せていることです。
ここ数年で、移民の数は88万人も増えており、その結果、政治に参加する親中派の中国寄り議員が大多数を占め、影響力を強めているのです。
そんな中、香港に誇りを持ち、香港を変えたいと思い行動したのは、香港で生まれ育った雨傘世代の若者達でした。大人では無く、若者達でした。
そのような若者を、香港では「雨傘世代」と呼んでいます。
雨傘世代とは、選挙制度におけるデモ活動を行った若者世代を指します。
香港では当時1人1票の普通選挙が導入される予定でありましたが、中国の介入により「選挙に立候補する候補は反中ではダメだ!反中は排除する」との方針をとったのです。
これに対する反政府デモ活動を起こした世代こそが雨傘世代です。
トランプのアメリカ第一主義やイギリスのEU離脱もそうですが、これら保守層に反対する世代の大半が若い層であることに気付きます。インターネット革命により、インターネットと共に育った世代はグローバル視点を持っており、自らの状況を第三者的視点で冷静に分析できるのです。
そのため、これらの世代は保守的な思想は何も生み出さないことを学んでいます。
例えば、以前イランで大統領選挙がありましたが、ここでも保守支持層は大人が中心であり、若者は民主化の候補者を支持し見事当選させています。世界を変えるのは、いつの時代も若者なのです。
さて、アグネス・チョウさんはデモだけに留まらず、十代の若さで新党「デモシスト」を立ち上げ政治の分野に切り込んでいきました。選挙を経て、ついに反中勢力が3分の1の票を確保し、雨傘運動のリーダーも最年少当選を果たすのです。
しかし、ここでも中国の介入がありました。
反中派議員の資格を剥奪しようと工作しているのです。
なぜ、こんなにまでも中国の介入を許してしまうのか?
それは中国マネーが関係しています。
良くも悪くも、香港は中国マネーがなければ成り立たない現実があります。
中国人によるマネー流入がここ最近は不動産投資に向かっていることが原因で、香港は世界で一番家賃の高い国(区)になってしまっています。わずか5畳弱の部屋に、3人で住んでいる家族もいます。
家賃が何度も値上がりし、お世辞にも綺麗とは言えないマンションに、日本円にして10万円近い家賃を支払う必要があるのです。
日本人でさえ、月10万円近い家賃は相当重いわけですから、当然ながら中にはアパートすら借りられず、不法住居で暮らさざるを得ない庶民も大勢います。中国の影響は凄まじく、彼らの生活を根底から変えてしまっているのです。
さて、アグネス・チョウさんは日本が大好きといいます。日本に何度も来日し、日本語もマスターしている程です。
彼女の好きな音楽は日本のアイドル「欅坂46のサイレントマジョリティー」だと言います。歌詞の「どこかの国の大統領が言っていた、声を上げない者たちは賛成していると」の箇所がお気に入りで、今の香港の実情と重ねているのです。
サイレントマジョリティーという言葉は、当時ベトナム戦争時のアメリカでニクソン大統領が、
「運動や発言をしない国民の大多数は、ベトナム戦争に反対していない」
「彼らはグレート・サイレント・マジョリティーだ」
と、物言わぬ戦争賛成派に対して使われた、非常に政治色の強い言葉。
歌詞を読むと、今の香港の状況に酷似することは多く、彼女が共感する気持ちがわかる気がします。
インターネットは秒速に世界を変える力を持っています。
先進国でも途上国でも関係なく、常にフレッシュで膨大な情報を瞬時に共有することができます。
若いインターネット世代は様々な情報の中で、何が良くて、何が悪いのか、きちんと判断することができます。インターネットの功績は、我々の想像以上に大きな影響を及ぼしているのです。
グローバリズムの流れはもう誰も止められません。
若者たちが社会を担う頃には、世界の民主化は進み、世界はもっと自由になり、世界の経済も更に発展していくでしょう。
投資家は、投資を通じて、その後押しをすることで社会に貢献しています。
投資には、ストラテジだったり、テクニカル分析などいろいろ手法はありますが、ただシンプルに自分が応援したい企業に投資することが、本来の投資のあるべき姿なのかもしれないと感じるのです。
それが結局、世の中を良くし、企業も成長する。
そして、最終的には投資家にも大きなリターンをもたらしてくれると思うのです。
1日1回応援お願いします♪
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しかしながら、
ただシンプルに自分が応援したい企業に投資すること。
これこそが本来の投資のあるべき姿なのかもしれません。
それが結局、世の中を良くし、企業も成長する。
そして、最終的には投資家にも大きなリターンをもたらしてくれる。
自分が応援したいという気持ちがあるということは、常にその企業に接し、常にその企業の良さを自分自身が理解していることになります。
理解できているということは、相場の心理的影響を極力受けなくなるということです。
自分自身の信念があれば、相場のノイズを気にしなくても済むようになります。
そう、応援したいという「信念」こそが投資に最も必要不可欠な要素であるのかもしれません。
アグネス・チョウ(周庭)さん。
彼女は、香港民主化運動の女神と呼ばれており、2014年より香港の民主化や自立を求めて市民運動を主導しているリーダーです。彼女らが訴える民主化とは「民主的な選挙で自分たちの未来を決めたい」という想い。
香港の歴史は複雑です。
1997年7月1日のイギリスから中国への返還後、一国二制度(主権国家の枠組みの中において一定の自治や国際参加を可能とする構想、つまりは独立国とほぼ同等の高度な自治権)が認められているはずなのですが、ここ数年で中国からの圧力が強まっています。
その背景には、中国から香港に大量の移民が押し寄せていることです。
ここ数年で、移民の数は88万人も増えており、その結果、政治に参加する親中派の中国寄り議員が大多数を占め、影響力を強めているのです。
そんな中、香港に誇りを持ち、香港を変えたいと思い行動したのは、香港で生まれ育った雨傘世代の若者達でした。大人では無く、若者達でした。
そのような若者を、香港では「雨傘世代」と呼んでいます。
雨傘世代とは、選挙制度におけるデモ活動を行った若者世代を指します。
香港では当時1人1票の普通選挙が導入される予定でありましたが、中国の介入により「選挙に立候補する候補は反中ではダメだ!反中は排除する」との方針をとったのです。
これに対する反政府デモ活動を起こした世代こそが雨傘世代です。
トランプのアメリカ第一主義やイギリスのEU離脱もそうですが、これら保守層に反対する世代の大半が若い層であることに気付きます。インターネット革命により、インターネットと共に育った世代はグローバル視点を持っており、自らの状況を第三者的視点で冷静に分析できるのです。
そのため、これらの世代は保守的な思想は何も生み出さないことを学んでいます。
例えば、以前イランで大統領選挙がありましたが、ここでも保守支持層は大人が中心であり、若者は民主化の候補者を支持し見事当選させています。世界を変えるのは、いつの時代も若者なのです。
さて、アグネス・チョウさんはデモだけに留まらず、十代の若さで新党「デモシスト」を立ち上げ政治の分野に切り込んでいきました。選挙を経て、ついに反中勢力が3分の1の票を確保し、雨傘運動のリーダーも最年少当選を果たすのです。
しかし、ここでも中国の介入がありました。
反中派議員の資格を剥奪しようと工作しているのです。
なぜ、こんなにまでも中国の介入を許してしまうのか?
それは中国マネーが関係しています。
良くも悪くも、香港は中国マネーがなければ成り立たない現実があります。
中国人によるマネー流入がここ最近は不動産投資に向かっていることが原因で、香港は世界で一番家賃の高い国(区)になってしまっています。わずか5畳弱の部屋に、3人で住んでいる家族もいます。
家賃が何度も値上がりし、お世辞にも綺麗とは言えないマンションに、日本円にして10万円近い家賃を支払う必要があるのです。
日本人でさえ、月10万円近い家賃は相当重いわけですから、当然ながら中にはアパートすら借りられず、不法住居で暮らさざるを得ない庶民も大勢います。中国の影響は凄まじく、彼らの生活を根底から変えてしまっているのです。
さて、アグネス・チョウさんは日本が大好きといいます。日本に何度も来日し、日本語もマスターしている程です。
彼女の好きな音楽は日本のアイドル「欅坂46のサイレントマジョリティー」だと言います。歌詞の「どこかの国の大統領が言っていた、声を上げない者たちは賛成していると」の箇所がお気に入りで、今の香港の実情と重ねているのです。
サイレントマジョリティーという言葉は、当時ベトナム戦争時のアメリカでニクソン大統領が、
「運動や発言をしない国民の大多数は、ベトナム戦争に反対していない」
「彼らはグレート・サイレント・マジョリティーだ」
と、物言わぬ戦争賛成派に対して使われた、非常に政治色の強い言葉。
歌詞を読むと、今の香港の状況に酷似することは多く、彼女が共感する気持ちがわかる気がします。
インターネットは秒速に世界を変える力を持っています。
先進国でも途上国でも関係なく、常にフレッシュで膨大な情報を瞬時に共有することができます。
若いインターネット世代は様々な情報の中で、何が良くて、何が悪いのか、きちんと判断することができます。インターネットの功績は、我々の想像以上に大きな影響を及ぼしているのです。
グローバリズムの流れはもう誰も止められません。
若者たちが社会を担う頃には、世界の民主化は進み、世界はもっと自由になり、世界の経済も更に発展していくでしょう。
投資家は、投資を通じて、その後押しをすることで社会に貢献しています。
投資には、ストラテジだったり、テクニカル分析などいろいろ手法はありますが、ただシンプルに自分が応援したい企業に投資することが、本来の投資のあるべき姿なのかもしれないと感じるのです。
それが結局、世の中を良くし、企業も成長する。
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