ダウ

アメリカ経済は堅調そのもので、調整という調整は無く株価は上昇し続けています。
ダウは既に24,000ドルにも達し、その上昇スピードはエンジンかかりっぱなしです。

そのため、NYダウ銘柄が含まれる世界最高の優良商品であるS&P500 ETFを毎月コツコツと買いつつも、主にNYダウ採用銘柄の高配当銘柄を拾っていく戦略は実利的といえるでしょう。

また、世界最強の投資家であるバフェットは

NYダウは100年後には100万ドルを超える。


と語っています。

米国の経済メディアによると、これでもバフェットはかなり控えめな発言だと指摘されています。1世紀前に81ドルだったダウが2万ドルに達した実績を考えると、不可能ではない数字だからです。

さて、毎月恒例ですが、今月もNYダウ構成銘柄の配当利回りを整理します。
利回りは増配・減配、株価の上昇・下落により変わるものなので、一概に利回りが高いから良いというわけではありません。しかし、銘柄選びにおける重要な参考指標であることには間違いありませんので、ご活用いただければと存じます。

■NYダウ構成銘柄 配当利回りランキング  - 2017年12月時点
今月順位 前月順位 前月比順位 企業名 シンボル 業種 採用日 増配年数 配当利回り
1 1 (--) ベライゾン・コミュニケーションズ VZ 通信 2004年4月8日 11年 4.56%
2 3 ↑UP インターナショナル・ビジネス・マシーンズ IBM コンピューター 1979年6月29日 22年 3.83%
3 5 ↑UP エクソンモービル XOM 石油 1928年10月1日 35年 3.69%
4 4 (--) シェブロン CVX 石油 2008年2月19日 31年 3.57%
5 6 ↑UP ファイザー PFE 医薬品 2004年4月8日 7年 3.55%
6 8 ↑UP メルク&カンパニー MRK 医薬品 1979年6月29日 5年 3.42%
7 9 ↑UP コカ・コーラ KO 飲料 1987年3月12日 55年 3.20%
8 7 ↓DOWN シスコシステムズ CSCO 情報・通信業 2009年6月8日 7年 3.08%
9 10 ↑UP プロクター&ギャンブル PG 日用品 1932年5月26日 61年 3.02%
10 2 ↓DOWN ゼネラルエレクトリック GE 総合電機・金融 1896年5月26日 0年 2.67%
11 13 ↑UP インテルコーポレーション INTC 半導体 1999年11月1日 2年 2.45%
12 12 (--) ジョンソン・エンド・ジョンソン JNJ 医薬品 1997年3月17日 55年 2.42%
13 11 ↓DOWN マクドナルド MCD 外食 1985年10月30日 41年 2.37%
14 14 (--) ユナイテッドテクノロジーズ UTX 航空宇宙・防衛 1939年3月14日 5年 2.33%
15 16 ↑UP キャタピラー CAT 重機 1991年5月6日 24年 2.20%
16 20 ↑UP トラベラーズ・カンパニー・インク TRV 保険 2009年6月8日 13年 2.11%
17 21 ↑UP ダウ・デュポン DWDP 化学 2017年9月1日 0年 2.11%
18 15 ↓DOWN ウォルマートストアーズ WMT 小売業 1997年3月17日 44年 2.10%
19 17 ↓DOWN JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー JPM 金融 1991年5月6日 7年 2.09%
20 23 ↑UP マイクロソフト MSFT ソフトウェア 1999年11月1日 15年 2.07%
21 18 ↓DOWN ボーイング BA 航空機 1987年3月12日 5年 2.04%
22 22 (--) 3Mカンパニー MMM 化学 1976年8月9日 59年 1.96%
23 19 ↓DOWN ホームデポ HD 小売業 1999年11月1日 8年 1.93%
24 24 (--) ウォルト・ディズニー DIS 娯楽・メディア 1991年5月6日 0年 1.52%
25 25 (--) アップル AAPL コンピュータ 2015年3月19日 4年 1.48%
26 26 (--) アメリカンエクスプレス AXP 金融 1982年8月30日 6年 1.42%
27 27 (--) ユナイテッドヘルス・グループ UNH 保険 2012年9月21日 7年 1.35%
28 28 (--) ナイキ NKE その他製品 2013年9月20日 15年 1.35%
29 29 (--) ゴールドマン・サックス GS 金融 2013年9月20日 7年 1.20%
30 30 (--) ビザ V その他金融 2013年9月20日 9年 0.73%

■Topics
ゼネラルエレクトリックは-50%の減配をアナウンス。
大幅に順位を落としました。しかし、それでも利回りは2.67%。
いかに伝統あるアメリカの優良企業が株主還元を重視しているかが見て取れますね。
GEは組織や事業の改革中であるため、買うとするなら打診買い程度が望ましいです。
大切なのは「一気に資金を投入しないこと」です。

ゼネラルエレクトリックはそれでも世界的な優良企業には間違いありません。
既に本銘柄を保有している方は、ナンピンを視野に入れた戦略で、落ちるナイフを引っこ抜くのもアリだと思います。私が本銘柄を保有している場合はそうしていると思います。

続いてベライゾン・コミュニケーションズ 。
AT&Tと並ぶ通信大手ですが、株価は堅調でついに5%の利回りを切っています。
とはいえ、それでも相当な高配当であることには変わりはありませんので、是非ポートフォリオに加えるべき優良銘柄だと思います。

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