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株式会社のドリームチームである、S&P500 ETFの流動性に関するご質問です。



株式会社のドリームチーム・・・



株式会社のドリームチーム・・・



いつ聞いてもサイコーにカッコイイぞ☆


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■S&P500 ETFとは?
S&P500 ETFは米国最古の歴史があり、世界最大の純資産総額を誇るモンスターETFです。
 
構成銘柄には、今をときめくAppleから、伝統あるゼネラル・エレクトリックまで、米国主要企業を一通り網羅する形となっており、これだけ買えば米国経済全体に投資したも同然と言えるラインナップとなっています。

米国NYダウと並ぶ最重要指数としても有名で、米国経済指標を図る上では欠かせない存在です。

S&P500 ETFは米国市場でも日本市場でも購入することが可能です。
 
米国でのティッカーは「SPY、VOO、IVV」、東証のコードは「1557」となっており、中身はいずれもS&P500に連動するよう設計されています。 

さて、そんなS&P500についてのご質問をいただきましたのでご紹介したいと思います。

■流動性を鑑みて本国のS&P500 ETFを選択

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iFree S&P500に追加して1557についても触れてくださりありがとうございます。
文中で仰られている通り、海外ETFは買付手数料が最安でも5$掛かるというのがネックで、自分は今のところ手数料フリーになるNISA口座で買い付けています。

例え現行NISAが時限立法であり為替コストが掛かったとしても、1557はまだ商いが薄く流動性を心配したため米国市場からの買付を選択したのですが、その点を考えた時1557とVOO等の直接買い付けについて比較頂ければ是非参考にしたいので、よろしくお願いします。



サマリーは以下の通りです。

・1557は手数料フリーで魅力だが、流動性が乏しい。
・VOO等は手数料はかかるが、流動性の懸念は無し。


流動性とは出来高を指します。
出来高とは株の売買が成立した株数のことで、出来高が多ければ多いほどその銘柄が活発に取引されていることの証となります。

1557は東証上場版のSPYでありますが、ご質問の通り出来高は圧倒的に少ないです。

出来高が薄いことが何故問題なのかと言うと、取引がなかなか成立しない場合があることや、株価のトラッキングエラー(値動きにおけるベンチマークとの乖離)が発生することがあるためです。

■S&P500 ETF 比較
S&P500 ETFに連動する各種銘柄比較です。

ティッカー 名称 出来高 / デイリー 経費
SPY SPDR S&P 500 ETF Trust 50,000,000 0.09%
VOO Vanguard S&P 500 ETF 1,500,000 0.04%
IVV iShares Core S&P 500 ETF 3,500,000 0.04%
1557 SPDR S&P 500 ETF Trust 2,500 0.09%


せ、先生!!
1557ちゃんが息してないっ!!


これが1557の現実です。

しかし、これは仕方がありません。
そもそも1557以外は本国での上場であるため、世界各国からの買いが集まります。

世界各国の個人投資家や、機関投資家から買われるため、必然的に出来高が高くなるのは当たり前なのです。

対して、1557は東証上場の金融商品であるため、基本的に売買するのは日本在住の投資家のみです。
多くの日本人投資家の主流は優待銘柄、テーマ株、大型225株であるため、外国株を買う投資家は皆無です。

日本人の投資家に1557って知ってる?って聞いても絶対知らないと思うんです。

これこそ、1557の出来高が少ない最大の要因ですね。

■1557の出来高は増えていくと思うが・・?
米国株は最近やっと注目されてきたセクションであり、1557はまさにこれからの銘柄です。

米国株がこれからの日本人にとっての主流になってくることを考えると、当然ながら出来高は右肩上がりに増えていくと考えています。

しかし、それでも1557の出来高が一気に増えることは無いと思います。

S&P500は長期保有が前提のため、一度買ったら基本は放置推奨です。
私でさえも月に一回買い付ける程度なので、出来高貢献具合はたかが知れています。

そのため、いくら米国株がスタンダードになったとしても一朝一夕で出来高が増えることは難しいのです。

しかし、それでも個人投資家レベルであれば、気にせず1557でいいと思います。

主にお給料から投資費用を捻出している私たちが機関投資家のように大量売買することなどまずありませんし、為替手数料や売買手数料を鑑みても、今のところ手数料フリーの1557のほうがコストパフォーマンスは圧倒的だからです。

また、今現在はNISA制度を利用して、手数料フリーで米国市場からの買付を選択されているとのことですので、そのまま方針を貫いたほうが良いかと思います。

今後NISAがどうなるかはわかりませんが、今ある制度を有効活用することは賢い選択肢になるからです。

■個人投資家であれば、ぶっちゃけ何でもいい
私は極論何でも正解なんだと思っています。

1557、VOO等は良い意味での五十歩百歩です。

言うなれば、東大vs京大で争っているようなもの。

どれも最高峰の銘柄であることには変わりありません。

通信だったらVZかT、原油だったらXOMかRDSBで迷っているものと同じな感覚です。

何買ってもいいと思います。全て正解になるので、好きなものを買いましょう☆

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