株式投資はマーケットに参加する世界中の投資家によって値段が決められます。
新製品、新サービスのリリース、決算発表、外的要因などの様々な要素により株価は動くのです。
そこには、様々な人間の思惑と欲望が入り乱れます。

今ある含み損に一喜一憂するのは消耗するだけです。

含み損で精神的に消耗してしまった場合、株式投資のメリットに立ち返ることをオススメしたいのです。

それは「配当」という果実です。

株式投資の最大メリットは配当金、つまりインカムゲインが定期的に入ってくることです。

皆さんは株を買うときに何を目当てに買いますか?将来性、高配当、一攫千金などいろいろありますが、配当金が出るから投資しようという理由が最も多いのではないかと思います。

それが株式を購入した瞬間、日々の価格上下に一喜一憂する日々が始まります。購入当初はキャピタルゲインが目的じゃなかったにも関わらず、目先の株価が気になって仕方がないのです。

しかし、それは当然とも言えます。日本株であれば配当金は年二回が一般的であり、米国株は年四回です。配当金をもらうには長い期間じっと構えている必要があるということです。

そう、インカムゲインを手にする投資は耐久レースなのです。

インカムゲインを手にするまでの間、投資家は乱高下する相場を見て、

「もしかしたら業績不振になってしまうのではないか?倒産してしまうのではないか?」

などとネガティブな発想ばかり頭に浮かび、耐え切れずに損切りしてしまうことになります。

しかし、そもそもの目的は「配当金」だったはずです。いくら株価が下落し含み損に陥りようと、

配当金さえもらっていればいずれトントン。

仕舞いには損益分岐点を超えプラス収支となります。


それこそが株式の強さであります。

6,000万円をIBMに投資していた、とある投資家がいました。この方はバフェットがIBM株を1/3売却したことをきっかけに、IBMを損切りしました。約340万円の損失があったようです。

しかし、IBMに投資したことで損はしていないといいます。

なぜか?それは今まで受け取った配当金が損失をカバーしていたからです。IBMが業績回復をし、株価が上昇すれば損益分岐点を超えプラス収支となります。株価が低空飛行のままであっても、配当をもらい続ければプラス収支となるでしょう。

このように、株式の基本は配当というインカムゲインなのです。

キャピタルゲインはオマケ程度に考えておけば、日々の株価に一喜一憂して余計な神経を使わずに済むのです。

とはいえ、私だって日々の株価が気にならないわけではありません。やっぱり自分の応援している企業の株価が上がれば嬉しいですし、株価が下がれば悲しいです。人間だったら至極真っ当な感情だと思います。

だからこそ、その感情に対して冷静になり、長期的に腰を据えて投資の基本に立ち返り、配当というメリットについて再考してみることは必要なのです。

そして、やはり確信しました。

やはり株式の本質は「配当」なのだと。

配当を軸とすることで、値上がりしたらラッキー、値下がりしたら安く買えてラッキーと思考が変わりますので、精神は非常に安定します。これは株式投資の根幹にある原理です。

今ある含み損で一喜一憂するのではなく、長期目線で頑張っていきましょう。

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