米国の主要IT銘柄が、好決算により揃ってしました。

Apple +3.58%
Google +4.80%
Amazon +13.22%
Netflix +2.22%
Microsoft +6.41%


中でも際立つのがAmazonですよね。

Amazon株の大暴騰を受けて、CEOのジェフ・ベゾスはビルゲイツやバフェットを抜き、世界一の富豪となりました。アメリカンドリーム健在ですね。

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■決算内容
売上高はなんと33.7%増加の437億4,400万ドル。
中でも、Amazonの決算で、特に注目なのがAWSです。
AWSの売上だけでも市場予想45.1億ドルを上回り、前年比42%増の45.8億ドルとなりました。

■AWSの背景
AWSは2006年に開始されたクラウドサービスです。
クラウドとは、システムリソースを自社で保有せず、サービスとして利用する概念です。

AWSはもともとECサイトで用いたレガシーサーバを有効活用すべく始まったと言われています。
つまり、もともとは副業的なものだったわけですので、まさに棚から牡丹餅状態。
牡丹が、同社の屋台骨を支えるまでに成長したのですから凄いことです。
世の中何が起こるかわからないものです。

■AWSのポイント
AWSが売れている最大限の要因はAmazonというブランドが個人単位に浸透していたことです。
クラウドはぶっちゃけ各社性能なんて差はないので、要はブランド勝負なわけです。
B2CとしてビジネスをしていたAmazonは、もはや知らない人はいません。
商談の際に、顧客側が経営層にも訴えかけやすいのです。

ただし、それ以外にもAmazonが選ばれた理由があります。
それは、

・クイックにすぐ利用できること
・従量課金制度を採用したこと


これらの要因があります。

システム構築においては、従来はクラウドであろうがリソース確保には何日も要したのですが、Amazonの登場によりクイックに調達できるようになったのです。

また、従量課金制度もインパクトがありました。
普通は月や年単位での契約が一般的な中で、従量課金によりシステムのコスト削減を可能にしたのです。

全てにおいてAmazonはセールスが上手です。

■懸念点
懸念点もあります。
それは、MicrosoftのクラウドサービスであるAzureに顧客を奪われ始めていることです。





AWSの今後は、どこまで法人向けにカスタム出来るかが勝負かと思います。

AWSを筆頭としたパブリッククラウドは自由が利かなすぎて、ビジネスに若干不向きです。
対して、Azureはクラウドまでのネットワークも閉域化するなど、セキュリティにも気を配っています。
また、AzureはMicrosoftのアプリケーションとの親和性も高いので、システム移行がし易いメリットがあります。Microsoftの製品を使っていない企業など、今どきないですからね。

とはいえ、三菱東京UFJ銀行が基幹システムをAWSに移行するなどの衝撃的なニュースもあるので、今後はAWSも法人向け対策を強化してくることは間違いなさそうです。

AWSの今後の進化に目が離せませんね。

■Amazonへの投資妙味

Amazonは大変魅力的な銘柄だと思います。

しかし、期待感から株価は既に超割高で、PERはなんと278倍。
さらに、Amazonは事業投資を最優先しているため無配です。

何かのきっかけで下落したときには、目も当てられない状態になりそうで恐ろしいというのが本音です。
まあ、そうは言っても超優良銘柄というのは事実なので、1株くらい持っていてもいいかもしれませんね。
積極的にリスクを取る投資家が利益を得るのは、いつも時代も変わらないものです。