アイドル投資は「無形資産」を構築するための手段です。 : チョコの株式投資Diary

アイドル投資。

投資とは「利益を得る目的で事業などの資金を提供すること」を指します。

AKB48はアイドルとしては異例な、本人達と握手できる「握手券」をCDに同封する戦略により、大量にCDを買われミリオンヒットを連発することに成功しました。
また、選抜総選挙という自分のお気に入りの子に投票できる「投票券」をCDに同封することも始め、ますますファンの欲求を刺激することに成功します。

この戦略が功を奏し、AKB48は35作連続1位 & 30作目ミリオン、CD総売上5,000万枚という驚異の記録を叩き出しています。
この記録は日本が誇るサザンオールスターズの記録をも塗り替え、まさに音楽業界の歴史を塗り替えてしまったと言えます。

さて、最近AKB48のCDを大量に山中に不法投棄し、逮捕された男性がいます。
ニューストピックでも大変話題になっていますね。

AKB48握手券商法はお菓子のオマケ商法に似ています。
容量比率ではおもちゃなどの割合が大きいのに、ラムネが付いているだけでお菓子扱いでお菓子コーナーに置いてくれるため、目につきやすく売り上げがアップするのです。

AKB48も同じです。
音楽という本質よりも、それに同封されている握手券目当てにCDを大量買いするファンが後を絶たず、音楽は二の次、CDは券をゲットするためのツールとなり果てたわけです。

CDは一枚1,000円。
安い買いものではありません。
しかし、彼らは買い物だとは思っていません。

彼らがお気に入りの子を応援することは投資と同じです。
アイドルに自分の気持ちを投影することを意味しています。
お気に入りの子の順位が上がると「自分の価値観は正しい」という承認欲求を満たすことができるからです。

投資は自分にリターンが返ってくるから自らの資金を投入することができます。
株式投資はお金という「有形」の資産が生まれますが、アイドル投資は承認欲求という「無形」の資産を手にすることができるのです。

良いか悪かは個人の問題であるわけで、外野から意見することは美しいことではありません。
無形の資産というものは記憶として残り続ける価値があるため、一概に悪いことではないからです。

しかし、何事も度が過ぎると必ずや後悔します。
株式投資で自分の資金以上の取引を信用取引で行う、AKB48にハマり自分の経済力以上の資金を借金して調達し握手券を手にいれる。

いずれの行為も、地獄の道へと一直線です。

何事も計画性を持つことが大事だということを、様々なニュースや出来事から私たちは学ぶことができるのです。

さて、最後にそんなAKB48投資の王達の勇姿をご覧ください。