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「無茶押し付けられても数年耐えれば良い思いができる」

「だからみんな頑張れた」



そうなんですよね。
人間の原動力って「希望」だと思うんですよ。
※希望の党ではない。

今つらいことでも、それが報われると思えたら人間ってものすごく頑張れるじゃないですか。
人間って頭が良すぎるが故に、いろいろ考えることができてしまうのだと思います。
そのアウトプットが「感情」だと思うのですよ。

いわば、人間って感情で形成された生き物なのだと思います。 
「心」ってうまい概念ですよね。

実際、私がバブル世代だったら恐らく株やってないと思います。
バブル期の給与は、一介の20代会社員でも平均50万円というとんでもない時代。
それに超絶ボーナス+謎手当のオンパレードです。

会社で頑張ればものすごいリターンを得られるわけですし、終身雇用が当たり前に語られた時代なので、そもそも株で資産運用する必要性も感じられなかったわけです。
それに、株っていっても当時の日本企業は企業同士で株を持ち合う互助会的なシステムでしたし、株主還元という概念すらありませんでした。

こういう話を聞くと「今がバブル世代に比べて損してる!」って意見もあるかもしれませんが、私は一概にはそうではないと思うのです。

人間ってなかなか変われない生き物だと思います。
バブルの時にはお金を散財することが美徳でした。
高級車、高級腕時計、新築マイホームなど、見栄を張ることがカッコイイとされた時代です。

しかし、バブル崩壊後の失われた20年で日本経済は低迷。
貧困老人などという言葉も流行し出しています。

お金が湯水のように入って出て行くことが当たり前と思ってしまう習慣がついてしまうと、その金遣いの荒さってなかなか治らないものなのですよね。
自分がバブル世代だったら、株式投資の意義も分からなかっただろうし、貧困老人へ一直線だったかもしれません。

今は先行きも不透明な時代で、かつインターネット革命によりグローバリズムの波が押し寄せています。
これからの混沌とした時代には、株式投資で資産形成することは必須になりつつあります。

持てる者と持たざる者。
その差は今後ますます開いていく一方になると思っています。

そういう意味では、今の時代に生まれて、それなりに努力して、それなりに良い会社に入って、それなりのお給料をいただいて、さらに株式投資の必要性に気付いたことは、バブル世代に生まれて良い思いをするよりも自分としては良かったことなのかもしれません。

どんな物事にもメリットやデメリットがあります。
隣の芝生は青く見えるとはよく言ったもので、メリットだけ見て羨んでいると人間キリがありません。
自分の置かれている状況、自分の足元をしっかりと確認して、今ある選択肢の中で有利に生き抜くためにはどうしたらいいのか?
それを考えることは、実はいつの時代にも求められるスキルなのかもしれないと思いました。

今の時代を精一杯生きていこう。

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バブル:日本迷走の原点
永野 健二
新潮社
2016-11-18