コーチは日本人にもお馴染みの多国籍高級ファッション企業です。
本社はニューヨークにあり、ハンドバッグ、メンズバッグ、小物、靴、香水、ジュエリー、アウター、スカーフ、サンウェア、トラベルアクセサリー、腕時計など、幅広い商品を展開しています。
コーチは日本の女性にも大人気のブランド[KATE]ケイト・スペード(kate spade)を買収し、傘下に収めたことで、社名変更されています。
新社名は「タペストリー(tapestry)」。
ブランドの多角化により、社名変更でイメージを一新する狙いがあります。
尚、ブランド名のコーチ、ケイト・スペードはそのまま残す意向を示しています。
ちなみに、若い女性の間では、ケイト・スペードは大人気ですよね。
デザインがポップでカワイイのに、高級感も兼ね揃えているのです。
価格帯もコーチと比較すると、だいぶお手頃価格です。
私から見ても「かわいくて洗練されたデザインが多いな」と思っています。
(ケイト・スペード激押し)
この買収はユーザ目線から見ても正解でしょう!
コーチの歴史。
コーチはマンハッタンで1941年に創業。
家族経営のワークショップから始まりました。
1946年、マイルズ・カーンと彼の妻であるリリアンが同社に入社しました。
もともと、カーンとリリアンは革製ハンドバッグ製造業のオーナーだったということもあり、革製品ビジネスについて知識がありました。
1950年、カーンは事業を引き継ぐことになります。
カーンは野球で使用するグローブを製造する過程で、革特有の特性と品質に気づいたといいます。
磨耗と使用度合いで、革が柔らかく扱いやすくなったのです。
この手法を用いて、カーンは皮革をより強く、柔らかく、より柔軟に加工する方法を開発しました。
コーチがバッグなどの革製品に強いのは、このような歴史から来ています。
株式としてのコーチ。
コーチは高配当銘柄としても魅力があります。
現時点の配当利回りは3.4%もあります。
ただし、増配は2014年以降行われておらず、ヨコヨコの状況が続いています。
株価もしばらくヨコヨコ展開ですね。
自己資本比率も50%でなかなかですし、今後の業績回復とともに、増配再開に期待したいところです。
懸念点もあります。
ルイ・ヴィトンに代表されるLVMH、カルティエに代表されるRichemontなども、様々なブランドを買収し続けているため、今後の競争激化は必至となっています。
コーチはそれらのブランドに比べると遅れをとっています。
コーチには上質な革製品を作り続けること、原点を貫くことこそが、今後もブランド価値を向上させる最も最適な戦略だと考えます。
女性のあくなき美の追求、ブランド好きは、今後も変わらず続くでしょう。
また、グローバリズムにより世界各国で富裕層が増えてくることから、ブランド品はますます買われる商品となり得ると考えられます。
ウォッチしておくべき優良銘柄だと思います。
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