"karoshi"は世界共通用語
電通に勤めていた高橋まつりさん(当時24歳)が、クリスマスに都内の社宅から飛び降り自殺をしました。
月100時間を超える残業が常態化し、「眠りたい以外の感情を失った」という叫びをツイッターに投稿。本件は過労自殺として労災認定されました。電通では、過去にも入社2年目の男性社員が過労で自殺者を出しています。この件においても、最高裁判所が会社側の責任を認める判決を出しています。
過労自殺は、何も電通だけではありません。
過去にはワタミの女性社員が自殺しています。休日はなく、午後から早朝にかけての長時間勤務を続けていたことが分かっています。また、関西電力でも課長職の40代男性が自殺し、過労自殺として認定されています。そして、つい最近では野村不動産の社員が正式に過労死と認められました。
東証1部に上場する所謂「大手と呼ばれている企業」はホワイトというイメージがありますが、実際には過酷で激務な職場であることが多くあります。その結果、日本における過労自殺は後を絶たず、国全体での方向転換が求められています。
すなわち「働き改革」が必須となっているのです。
では、海外では会社のために命を落とすことはあるのでしょうか?
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ドイツでは16時くらいになると普通に仕事が終わって飲んでる人たちが沢山います。果たして“過労死”という概念が存在するのだろうか?と思ってドイツ語を調べるとそのまま“Karoshi”だった。なんなら英語でも"カローシ"だったということで、過労死いうのは日本語由来です。Oxford辞書に登録されたのは2002年とのこと。
Oxford Business English textbookに1995年にkaroushiが載っていました。先生が説明してもみんな意味が分からず、日本の会社の入り口には銃を持ったガードマンがいて、帰さないで死ぬまで働かせるのか?と聞かれました。
過労死もそうですが、ブラック企業に相当する英語の単語を探したのですが見つからず、どうも、そういうのは日本にしか無いだろうって思ったことあります。
「カローシ」という言葉の響きがけっこう向こうでは良いらしく、お店の名前になっているとか聞いた覚えがあります。
アメリカのラジオで”カローシ”は寿司屋で注文できるの?hahahaってジョークにされてましたよw
日本はとんでもない言葉を世界に広めてしまった。
先進国の中でも最も労働時間が短く、日本よりも有給休暇の取得率がはるかに高いドイツは「時短大国」と呼ばれています。にもかかわらず、高い経済成長を遂げており、社会保障サービス水準も、日本を大幅に上回っているのです。
これらの背景には、ドイツでは1日10時間を超える労働は法律で禁止されていることや、そもそも"長時間労働は評価されない"という文化が根付いていることが大きいと言われています。
ドイツでは「短い時間内で大きな成果を上げる」社員が最も評価され、成果が出ないのに残業をする社員は、全く評価されないのです。仕事にしっかり集中する文化と少し堅いビジネスの文化を持ち合わせているドイツ人は、業務終了後に上司から飲み会に参加することを強要されることはありません。
さらに、ドイツ政府は業務関連のメールを18時以降に送信することを禁止する政策を検討しています。
インターネットでどこにいても繋がってしまう現代は、いつでもどこでも従業員を縛り付けることが可能となりましたが、そんな従業員を国を挙げて守ろうとする動きすらあるのが、ドイツだということです。
よく働き、よく休むドイツ。
過労死という悲劇を繰り返さないためにも、ドイツのように"メリハリをつける文化"を日本でも構築していくことが必須となるでしょう。
これは個人の問題というよりも、もはや国としての在り方の問題であると言えます。
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コメント
コメント一覧
旦那が定年退職後も働こうとすると
奥さん「もう働かなくてもいいのに」
男は会社で働くのが大好きなんですよね、日本の男限定ですけどね。。。こういう我が国では昔に戻って男とは別の女性を守る労働基準にしなきゃなりません。
真夜中の12時まで女性がスーパーのレジで働いているのを見かけるのは、もう何年どころではない。
なにをどう言っても(いくら綺麗事を言っても)女性は家事を全部引き受けているんだから、昔みたいに女性の夜間勤務禁止で守ってあげなきゃ...と思いませんか。
結核=カロウシでした。
現在、結核などの感染症は抗生剤で治せるようになっており、日本人は忙しくて体力低下しても、なかなか氏ななくなりました。
しかしながら、過度の忙しさ・睡眠不足・ストレスを身体に与え続けると、不整脈や高血圧など成人病となり、やっぱり脂肪します。
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