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アカマイ・テクノロジーズ(以下、アカマイ)はNASDAQに上場している米国のIT企業です。
設立年月日は1998年8月で、従業員は6,490人を抱えています。

CDN(コンテンツ・デリバリ・ネットワーク)に関しては世界最大手の事業者となっています。
世界随一とも言われる高速ネットワークを有していることで業界では有名ですが、インターネットにおける陰の立役者でもあることから「誰も知らないインターネット上最大の会社」と呼ばれています。
まさに、インターネット社会における「縁の下の力持ち」ですね。

アカマイは世界中の様々な企業が顧客となっています。
アメリカ国防総省やYahoo!、LINE、アップル、IBM、Amazon.com、メジャーリーグ、日本国内では全日本空輸 (ANA)、読売新聞グループ、日本放送協会 (NHK)、ユニクロ。
また、Wiiおよびプレイステーション3におけるコンテンツ配信のインフラとしても採用されています。

ここ最近は、インターネット網におけるセキュリティサービスであるDDos対策サービスでも頭角を現しており、年々脅威を増すセキュリティ犯罪に比例するようにセキュリティ事業でも利益を上げています。

さて、CDN?DDos?

さっぱり意味不明ですよね。

優しく解説していきたいと思います。

授業イラスト

■CDN
CDNとはコンテンツ・デリバリ・ネットワークといいます。
簡単に言うと、インターネット上にサーバの代理を用意して負荷軽減しちゃおうぜサービスです。

皆さんがインターネットをするシーンを考えてみます。
通常、インターネットをするときには、SafariやFireFoxなどのブラウザを立ち上げて、ブックマークをクリックするなどという動作を行います。
その際に、皆さんのパソコンから世界中に存在するサーバまで、パケットがインターネット網を駆け巡ることになります。

例えば、Googleにアクセスした場合、検索画面が出てきますよね。
ほんの一瞬でブラウザに表示されるので気付かないのですが、皆さんのパソコンから出たパケットが米国に設置してあるサーバまで海を渡って、それから戻ってくるという世界旅行をしているのです。
すごいですよね。ブロードバンド時代は一瞬にして世界中の情報にアクセスできる社会です。

ここでCDNが役に立ってきます。
まず、インターネットを駆け巡るパケットは年々増加の一途を辿っています。
世界の人口が増え続けているのと、IoTに見られるように機械までもがインターネットに接続される時代になってきますから、今後はますますインターネット上を駆け巡るパケットが増加することは、もはや既定路線となります。

増え続けるパケットは回線を逼迫させます。
回線が逼迫すれば、アクセスが重くなり「繋がらないんだけど~!?」みたいな事態になり兼ねません。
また、回線は物理的であるため、世界の国々の回線事業者はすぐに増強することなど難しいのが現実です。

では、インターネット上に代理サーバをたくさん設置してしまうのはどうか?

わかりやすいCDN

上記画像のように、本丸の「Server」にアクセスする前に、その手前の「CDN Server」で応答させちゃえば、距離をだいぶ節約できます。

例えば、Googleにアクセスするには米国まで旅をしなければなりませんが、日本にGoogleの代理サーバを置いてしまうという発想です。
そうすれば、米国までの回線を通すことなく、日本国内で通信が完結することになり、とってもエコです!
また、Googleのサーバに実際アクセスしたわけではないので、Googleのサーバの負荷も軽減できます。

まさに一石二鳥です!

この代理サーバを世界中に保有しているのがアカマイと言えます。
今後、インターネット利用者が増加する上で、同社のサービスはますます需要が見込めるサービスとなるのです。

■DDos
DDosとはインターネット上にパケットを連続して投げつけ、サーバや回線を逼迫させて通信ダウンさせてしまうという手法です。
よくF5アタックなどと言いますが、それの超悪質バージョンと思っていただければと思います。

ここ最近では悪質さが増しており、官公庁サイトや銀行や証券会社などの金融機関も狙われることも多い状況です。
これは全世界共通の傾向です。

素材

2ちゃんにDDos攻撃のとても良い例えがありましたのでご紹介します。

DDoS攻撃は過大な負荷をかけて相手の本業を邪魔すること。

例えば、貴方がこれから出勤しなければならない時に玄関のチャイムを鳴らされて


「ごめんください。NHKの者ですが受信料のお支払いを~」

「これから会社なんで後にしてください!」


っていうやりとりがあったとする。これって迷惑じゃん?

DDoS攻撃は100万人の大群が貴方の家を取り囲んで順番にチャイムをピンポン、


「ごめんください」

「後にしてください!」


が延々延々続いていて一歩も家から出られず、すでに無断欠勤が1週間くらい続いている状況のこと。


これを食い止めるのがDDos対策サービスです。

つまり、100万人のNHKを撃退するのがDDos対策サービスということですねw

悪質なパケットが来たら、インターネット上で悪質パケットのみ遮断して、攻撃を防ぎます。
アカマイは世界中にCDN設備をもともと持っているので、その設備を利用して世界規模でDDos対策の機能を分散できることが強みとなっているのです。

年々需要を増しているセキュリティサービスですが、アカマイはCDNだけではなくDDos対策サービスでも安定的な収益を上げられるビジネス構造になってきています。

アカマイ株価チャート

最後にアカマイの株価チャートです。
ここ最近は軟調気味ですが、インターネット社会における需要増で、上値を目指すように見受けられます。
IT企業としては珍しく、自己資本比率も脅威の70%を超えています。

投資対象としても、将来有望のとても魅力的な銘柄だと思います。

アカマイ、いかがでしたでしょうか。


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