リストラ

財務省の調査で、資本金10億円以上の大企業の労働分配率が43.5%だったことが分かりました。
高度経済成長期だった1971年から、実に46年ぶりの低水準を記録したとあります。

これは、収益が過去最高を記録する企業が多い中、労働者への賃上げの勢いが鈍いということを示しています。

その反面、株主はしっかりと恩恵を受けることが出来ています。
上場企業の配当金が5年連続最高値を更新するなど、今後も企業が収益を拡大するにつれ、その利益はますます株主に還元されることになります。

必死に働き、会社に貢献したとしても、労働者が得る恩恵は微々たる物です。
さらに、AIが本格的に実用化された暁には、労働者の賃上げどころか、労働者は真っ先にクビを切られる対象になります。

現代は、昔みたいな過酷な労働で生活するのにギリギリの賃金しか支払われない完全資本主義社会ではありません。
ちょっとだけの余裕や贅沢をもたらしてくれる「修正された」資本主義であり、ありがたいことに労働者でもそれなりの生活が送れるよう整備されています。

しかしながら、労働者はいつまで経っても貧乏であり続けます。

それは、余裕が出たとしてもそれは微々たるものであり、常に支出との戦い、生涯自転車操業であるからです。

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ハムスターが回し車の中を走り続けるように、労働者も回し車の中をひたすら駆け足で走り続けます。
病気等のアクシデントで離脱してしまえば、回し車の中にすら入れなくなります。
賃金のみに頼りきった生活は非常に脆弱です。
この事実に気付けず、後々後悔する人は後を絶ちません。

これは、歳を取って初めてこの事実に気付くことが多いからです。

歳を取れば取るほど、お金の問題は顕在化してきます。
自分の肉親も年金生活に突入し、余裕がある生活を送れなくなり、困ったときに支援を受けることも難しくなるでしょう。
会社からも、歳を取ればお荷物扱い、業績が悪くなれば真っ先にリストラ候補になり得ます。
また、自身が歳を取っていくに連れ、頼れる身近な知人も徐々に減っていくものです。

つまり、歳を取るごとにお金を頼れる人が減るばかりか、自分の収入も危うくなる状況に突入していくのが人間の生涯であるといえます。

まさに八方ふさがりです。
このような状況では、ろくな生活も送れず、貧乏老人に成り果てるのが関の山でしょう。


今すぐ株式投資で「労働者」から脱却しろ!


株主を保有する資本家は企業が収益を上げれば上げるほど、その恩恵を受け続けます。
それは、企業や経済が発展していけばいくほど未来永劫続くのです。

株主という制度こそ、21世紀の不透明な時代を生き抜く処世術であり、錬金術です。

将来が不安に思うのであれば、今預金口座に眠っているお金を1万円でもいいから投資に回することです。
コツコツ積み重ねた株式資産は、いずれ多大なる幸せをもたらしてくれますよ。

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貧乏は必ず治る。
桜川真一
CCCメディアハウス
2017-03-01