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日本は妊婦さんや赤ちゃん、子どもに厳しい国ですよね。

最近では、「保育園の子どもの声がうるさい!」とクレームを入れるような人もいるとか。特に、妊婦さんや赤ちゃんは連日仕事で疲れているサラリーマンの批判の対象になりやすいです。電車の中では、我が物顔で席譲れと主張するし、鳴き声もうるさいし、ベビーカーうざいし、と。

まあ、これは世間で言われている批判的意見の一部を抜粋したものになりますが、もしも投資家のあなたがこんなことを言っているのだとしたら


あなた
は投資家失格です!


なぜか?

よく語られている「あなたも昔は赤ん坊だったでしょ!」と説教を垂れたいわけではないのです。簡単な経済的観点から見たロジックなのです。

まず、国の経済力を押し上げるのには、人口増加は絶対不可欠な要素です。近年、中国やインドが急成長していますが、その要因はなんでしょうか?

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それは、人口ボーナスの恩恵があったからです。

人口が多ければ多いほど、経済が回り、確率論から優秀な人が生まれる可能性も高くなります。かつて、日本が戦後の絶望から奇跡の大復興どころか世界第2位まで上り詰めた要因も、この人口ボーナスが根底にあります。

昭和の時代は内需だけで経済が大成長を遂げることが出来ました。さらに、優秀な経営者や発明家がたくさん生まれました。「日本はこれからの国なんだ!」という、国全体に明るいムードを作り上げることもできました。

これらの良いサイクルが良いサイクルを複利的に生み出し、日本は戦後の焼け野原から「東洋の奇跡」と世界から呼ばれるまでに上り詰めることに成功したのです。

経済が発展するには、「経済を回す人」がいない限り、どうやっても成長することなど不可能なのです。いわば、先述した妊婦さん等に否定的な考え方を持っている人は

日本の未来のGDPを摘んでいる

という行為に加担している、浅はかな人間である。そう言っても過言ではないのです。

給料が上がらないサラリーマンが、将来給料を上げてくれる要素である対象を批判する姿は非常に滑稽に思えます。文句ばっかりの自分先行型では、リターンは絶対に返ってきません。未来目線で物事を見ることは、非常に大事なことです。

もっと言ってしまうと、巷で話題の独身税にも私は賛成です。

独身税とは?

独身者に課する税金のこと。
日本では2004年12月、自民党の子育て小委員会にて、柴山昌彦衆議院議員が(極論としてだが)提案した事で、この語が知られるようになった。

(出典:d.hatena.ne.jp)

独身税というネーミングはどうかと思いますが、思想自体は悪くないと思っています。現実的な話、どこからか財源を引っ張ってこなければなりませんからね。

「独身だけなのか!」という批判も多いため、実際に導入されるまでには至らないとは思いますが、このままだと日本は衰退するだけなので、何かしらの手を打たなければならない時期に差し掛かっているのは事実です。また、納得できない妙な税制がたくさんある中で、唯一意味のある税制にも思えます。

むしろ、独身税というセンスの無い名称は変えて、既婚者でも差別なく納税する義務を果たす子育て税でも良いと思っています。

こども保険

小泉進次郎が提唱する「こども保険」と、設計思想は似ていると考えています。国民全員が小さなお金を出し合って、次世代にプールしておくという発想です。日本の将来のために一刻も早い社会的環境を整えて、子どもに手厚い社会を実現させてほしいと願っています。


妊婦さんや小さなお子さんがいるママさんは、公共の場であろうが常に堂々としていて何も問題はありません。温かい目でサポートできる世の中を現世代で作っていけるように、一人ひとりが意識しなければならない課題であると考えています。

投資家という小さなコミュニティからでも、そのような意識を持って行動すれば、世の中が変わるのではないかと思う今日この頃です。いや、むしろ投資家だからこそ、グローバリズムの視点をもって推進していける事案ではないかと考えています。
投資家という高いリテラシを持っているからこそ、変えられる社会があるのです。

 
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