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私が所属する会社は所謂プライムベンダーの立場であるため、上流から下流まで幅広く網羅したビジネスモデルとなっています。
具体的には、コンサルティング、プリセールス、設計、開発、構築から運用まで。
IT業界における職種の中では、もはや経験できない分野はないのではないかと思うほどのラインナップです。
一人ひとりが持てる裁量も大きく、30代に差し掛かる頃には、転職市場ではかなりのバリューが出てくると言われています(真偽は不明です)。

それ故、同じ歳の同僚には転職する人が多いです。
しかも、揃いも揃って外資系企業に行ってしまいます。
理由は、30代前後でも1000万円の大台に簡単に乗ることができるからです。
職場環境、やり甲斐、人間関係には不満がないのに、お金のために転職する人が多いのです。
ちょうど、昨日も同じ理由で転職を決めた同僚がいたので記事にしたいと思いました。

とはいえ、私はいくら転職市場価値が高くとも、外資系企業には行かない方が良いと思っています。
短期的に見れば、現時点の年齢では日本企業では絶対に手にすることのない莫大な報酬を手に入れることができます。
私も正直、この歳で1000万円以上余裕で稼げるのであれば、心が揺らいでしまうかもしれません。
しかし、長期目線で俯瞰した場合、外資系企業への転職はリスクの側面の方が強いものだと感じるようになったのです。

例えば、世間でよく言われる容赦ないリストラ。
業績が好調でも、平気でレイオフします。
最近ではMicrosoftやシスコなど、業績が絶好調にも関わらず、事業の将来性に疑問を抱かれれば、事業部に所属している労働者ごと潰されます。
日本ではせいぜい、配置転換くらいで済みます。 

あとは年収ですね。
いくら1000万円以上稼げると言っても、本国採用以外は基本的に人的リソースが基本となります。
つまり、自分が資本になるので決して楽はできないということです。
しかも、外資系は当然本国が最も強く、リージョン毎にもヒエラルキーがあります。
日本は往々にして権力が下なので、裁量がなく、何をするにしてもお伺いを立てることになります。
日本と時間軸が異なる各国に点在するオフィスとの24時間気が休まることの無いMTG、本国との調整、etc。。
恐らく、かなりのストレスが溜まると思いますよ。

収入と負荷はトレードオフの関係です。
やはり、労働者はどこまでいっても労働者です。
外資系企業は、株主からしてみれば効率性を推進してくれるので良い企業に映りますが、労働者から見るとこれらは不安定要素以外の何者でもないということがわかります。 

労働とは長期マラソンです。
目先の小金を追い続けるより、長い間しっかり勤め上げられる企業で働くことのほうが長期的にはリターンが大きいと考えています。
長期投資にも通ずるものがありますが、物事の本質というのは基本的に全て同じです。

P.S.それでも外資系企業の方が肌に合う人はいるので、一度経験してみるのもアリかもしれません。

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外資系で学んだすごい働き方
山田 美樹
プレジデント社
2017-04-27