ゴールドマンサックス
(画像出典:The Goldman Sachs Group, Inc.)

ウォールストリートジャーナルは、ゴールドマンサックスが天然ガス取引で大きな損失を被ったと伝えています。

ゴールドマンサックスは、アメリカ最大のシェールガス鉱区である、マーセラス地区の天然ガス相場上昇を予想し取引を行いましたが、上昇予想の鍵であったパイプライン建設が大幅に遅れることがわかり、5月から6月にかけて相場が急落。
4-6月期決算は天然ガス取引による損失は1億ドル以上だとしており、業績へのインパクトは避けられない状況になっています。

同紙は「予測できたはずのリスクをどのように管理していたのか不明瞭」として同社を痛烈批判。
ゴールドマンサックスがリスク投資に突き進む姿勢を疑問視しているとも伝えています。

ゴールドマンサックスはトランプ政権において経済担当大統領補佐官を務めるゲイリー・コーン氏などが有名ですが、それ以外にも政府に影響を及ぼす人材を多数輩出している最強の頭脳集団です。
おそらくウォール街最強、いや、世界最強の人材が揃っているといっても過言ではありません。

しかし、グレッグ・スミス氏の暴露本にもあった通り、現在のゴールドマンサックスは腐敗が進んでしまっている状況であると、社内からも批判の声が上がる状態となっています。
決算を見ても、長年ライバル関係であったモルガンスタンレーがゴールドマンサックスに追いつくなど、マイナス材料が多く先行きが明るいとは言えません。
更に、優秀な人材が投資銀行から大手IT企業であるGoogleやAppleなどの他業種に流れてしまっていることもあり、同社には厳しい冬の時代が訪れようとしているとも判断できます。

ゴールドマン

投資側面から考えると、現在の配当利回りは1.35%、また配当性向も15%程度しかありません。
トランプラリーで株価が上昇してしまった背景はありますが、現在はなかなかリターンを得にくいと思います。
また、投資銀行は景気にも非常に影響を受けやすいセクターです。
個人的にはゴールドマンサックスは大好きな企業なのですが、材料から判断するに同社への投資はS&P500で十分です。

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訣別 ゴールドマン・サックス
グレッグ・スミス
講談社
2012-10-23