日経平均は5日振りに216円の大幅反発となりました。
背景として、前日のNYダウが135ドル高となったことや、北朝鮮問題におけるリスク低下で投資家心理が改善したとアナリストは分析しました。

でも、少し待ってください。

投資家心理が改善した?
この一日足らずで北朝鮮の脅威が後退した?

そんな短期間で世界が変わるのであれば、政治家など要りませんから。
もはやアナリストの分析など、鼻紙にもならないコジツケのゴシップ紙と同じレベルです。
大幅反発の理由はただ一つ、

「機関投資家の買い戻し」

これだけですよ。 

・全世界の投資銀行や証券会社のディーリング部門が、プログラムされた自動処理システムを走らせまくって利ざやを獲得。
・利益確定のために買い戻しを行った。

以上です。

そこには北朝鮮問題など、きっかけに過ぎず本質ではありません。
アナリストも素直に言えばいいのに。

「機関投資家が買い戻しました〜!」ってね。

ひと月ほど前に、ウォール・ストリートのある企業はクラウドを用いたソリューションで個人投資家からの意見をビックデータ上に吸い出し分析した結果、専門のアナリストよりも投資成績が良かったと発表しました。

インターネット革命以降は個人投資家のリテラシーは格段に向上しており、アナリストとさほど変わらない知識を持ち合わせ始めている、ということです。また、アナリストは様々な金融工学などを用いて分析を行いますが、株式市場は勉強通りになどいかない世界ですから、予想を外すことなどザラにあるのです。

つまり、お勉強だけ出来たって意味がない時代はアナリストにも及んでいるということです。
トレーダーやアナリストの仕事でさえも将来はAIによって奪われていくでしょう。 

今後の投資家のスタンス。

変わらず静観するか、淡々と買い増しを行う。
この2点で全ては報われます。 

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