GPIF

我々の老後の生活に欠かせない年金。

その年金を運用しているのがGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)です。
何かと叩かれがちなGPIFですが、今年4月から6月の運用実績が5兆1153億円の黒字になったと発表しました。

運用利回りはプラス3.54%。
収益上昇の背景には、

 - 良好な企業収益
 - 世界的な株価上昇
 - 円安

が大きく影響しました。

また、内訳は、

国内株式:2兆3161億円(黒字)
外国株式:1兆9124億円(黒字)
国内債券:-14億円(赤字)
外国債券:8809億円(黒字)

となっています。

さて、ここでニュースに対するネットの声を覗いてみたいと思います。

儲けてんなら年金増額しろ

絵に描いた餅だろ

これだったら納める国民年金の額を減らせるよね

積立金なんだから当然

じゃあ支給開始年齢55歳に下げろ

俺たちにはなんのありがたみもない

国民に還元して欲しい

借りた金使ったパチで勝ったみたいだな

儲かっても国民には関係ないぞ

お前らが利益あげてどうすんねん

皆さん、どう思いますか?

比較的、情報通でリテラシが高い(?)といわれているネット住民でさえこの有様です。
ネット住民がこの状態であれば、テレビなどのマスメディアから情報を仕入れている層は、これ以上の酷い認識を持っているでしょう。

それは国会を見れば一目瞭然です。
2015年後半から2016年にかけて、世界で様々なショックが起こり、世界的な株安を引き起こしました。
一時的にGPIFも大きく赤字に落ち込み、株式運用比率を上げた安倍政権を批判する議員が続出しました。

年金損失

年金損失「5兆円」追及チーム。
このように、専門チームまで結成され、政権やGPIFを批判するという状態だったのです。
信じられない出来事です。

日本国民を代表する国会議員でさえ、金融リテラシはこの程度のもの。
日本で金融リテラシが向上しないのも納得です。

そもそも、株式とは経済活動が行われる限り、調整局面を乗り越えて上昇していくものです。我々の生活は昔に比べ利便性が向上していますよね。これは経済成長の恩恵です。昭和の時代から比べても、明らかに生活レベルは上がっています。

給料が上がらないというのは別ですよ?

安い価格で高品質な製品やサービスを受けられていることを指しています。グローバル視点で見ても、世界は順調に経済成長をし、裕福な層が増えていますよね。21世紀はますます人口が増え、経済成長も加速し、株価は上昇していくのはもはや規定路線なのです。


年金は「破綻した制度設計」であることを前提に考えるべき。


1961年にスタートした年金。
内閣府は、平均寿命の推移では、1950年代では平均60歳ほどだったのが、現在では80歳半ばまで伸びていると発表しています。

つまり、80歳半ばまで年金を支払う財源を確保する設計になんてなっていないということです。
人が生き続ける以上、年金は支払われ続け、年金財源は赤字となります。設計思想が現実から大きくずれているのであれば、「何歳から何歳までしか支払いません」と決めてしまえばいいはず。

しかし、世間は反対するに決まってますよね。

では運用して財源を増やそう!と思うのは至極当然のことです。
でも、その運用にさえ批判を浴びせるのが日本人です。

「じゃあ、どうしろと?」

と誰でも思いますよね。

本当にGPIFは可哀想だと思います。
安倍政権も然りですが。

贔屓目ではなく、冷静に考えて未来に対して協議を重ねた結果を実行に移し、その結果実績も上げているのに批判されている現状が不可解でならないのです。


投資家は偉い!もっと誇ってもいい!


日本人は「他人依存」が進んでいると考えています。
自分でなんとかせずに、他人が何とかしてくれるだろうという思想です。

周りにもいませんか?そういう人。

そのような人は他人にすがりつくだけで何もしない人です。それに比べ(いや、比べるものではないとは思いますが)間違いなく、投資家は偉いです。他人に依存することなく、自分でしっかり考えて計画して行動に移しています。

未来の自分のために投資しているのです。

本当に、とても誇れることだと思います。投資家がもっと尊敬される世論に変えていくべきだと思います。バフェットは世界中でとても尊敬されています。しかし、日本で投資で儲けたなんて言ったら、拝金主義などと批判されるわけです。もう、無茶苦茶です。

残念ながら、これ以上日本が長寿になれば、支給額が追いつかず、いずれ年金は破綻するでしょう。年金を納める層も少子化により不足しているので、ますます拍車をかけていくものと考えられます。

年金はあったらラッキー程度に考えたほうがいいです。

GPIFは応援したいです。

日本のために頑張っているのですから。

しかし、年金という制度設計自体が破綻している以上、年金がなくても不労所得を手にすることができる投資というのはリスクヘッジという観点で大変有効だということも断言できます。


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GPIF 世界最大の機関投資家
小幡 績
東洋経済新報社
2014-07-04