
約8,100万のIBM株を保有していたバフェット。
IBMへの投資は失敗だったと、今年5月には実に1/3の持ち株を売却。
売却ニュースに世界中の投資家の失望売りを誘い、同社の株価は大幅に下落しました。
その後もズルズルと坂道を転がり続け、現在の株価は145ドルにまで落ちています。

米国株投資家の間ではIBMを保有している方が多く、この時はちょっとした祭りになっていました。
IBM株は「クソ株」と呼ばれ、不人気銘柄の仲間入りをしてしまったようです。

そんなIBMの株を1,000ドル分購入しました。
買った理由はずばり、
- NYダウ構成銘柄である
- お手頃価格になっている
- 配当利回りが4%を超えている
- 22年の増配記録がある
となります。
同社のビジネスは悲観的な側面が強いと今は感じています。
時代の流れにより、最大の強みであったハードウェアが売れなくなっているからです。
現在はコンサルティング業を柱にしなければならない事態となっており、ビジネス的には必ずしも盤石とはいえない状態です。
しかしながら、同社はAIの成長分野では業界のイニシアチブをとっています。
また、セキュリティ事業においても同社の存在感はピカイチです。
今は事業の改革期且つ転換期だと思うので、過去のハードウェア事業に匹敵する柱事業が育ってくれることを期待したいです。
IBMについての事業形態における所感は以前記事にしております。
IBMは何をしている会社か?IT業界の側面で解説
そもそも日本株だったらチャンピオン。
NYダウに採用され、配当利回りが4%あり、22年の増配記録。
例えば、IBMが日経平均の銘柄であればこれだけでチャンピオンです。
私は日本株に投資をしていたときは、増配という概念を持ち合わせていませんでした。
そもそも、増配をしている企業などなく、良くて配当現状維持。
日本株のスレッドには減配を不安視する声がよく溢れていたかと思います。
商社や銀行などは高配当ですが、割と簡単に減配することでも有名ですよね。

(画像出典:DIAMOND,inc.)
日本株の増配銘柄は花王がトップですが、それでもわずか27年です。
2位からは20年を切ってしまっています。
対して、米国株の増配銘柄のトップはなんと62年です。
IBMは22年と未だ若いですが、IT自体そもそも新産業であるため短くて当然です。
これからの成長産業はITであり、増配記録を伸ばしていくセグメントがITではないでしょうか。

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