本日も日本市場は円高が重しとなり、日経平均指数は一時200円を下げるほどに下落しました。終値は2万円を割り込んでいます。金融株も軒並み下落していたことで、みずほFGを一枚拾ってしまいました。200円以下は素直に買いですね。

みずほ

みずほFGは個人投資家に大人気です。理由は買いやすい、というのが最大の理由かと思います。海外では1株から購入できますが、日本では100株からが一般的であるため、ある程度まとまった資金が必要になります。

その中でも、みずほFGは、

・日経平均採用銘柄
・メガバンク
・100株でも2万円
・高配当
・NISAと相性がいい
・GPIFも買いまくってる

と、人気化する条件が複数揃った優良銘柄です。

デメリットとして、

・マイナス金利政策の煽りを受けている
・増資リスクがある
・システム統合費用が嵩んでいる

といったものはありますが、私は非常に楽観視しています。

まず、マイナス金利政策ですが、メガバンクはあまり影響を受けていません。都内中心であるメガバンクは顧客も多く、また、事業投資を海外に向けてきた背景もあるので、たとえ国債運用で利益が稼げなくとも収入口はたくさんあるのです。ちなみに、メガバンクの中では海外事業展開はMUFGが一番進んでいます。

反対に、地方銀行は貸付先も限られており、国債運用で利益を稼ぐしかありませんでした。そのため、地方銀行は統合が加速しており、非常に苦しい立場にあります。投資するならメガバンクが良いです。

次に増資リスクです。みずほFGに限らず、日本のメガバンクは増資という手段を比較的簡単に行使してきました。しかし、メガバンクは年月をかけてかなり財務を健全化しました。増資があるとしても当分先になると思います。

最後にシステム統合費用です。みずほ銀行は第一勧業銀行、富士銀行、日本興業銀行の3行が2002年に統合して出来た銀行になりますが、15年経った2017年においてもシステム統合は完了していません。プロジェクトへの投資額は既に4000億円を超えています。故に、みずほ銀行のシステムは「現代のサグラダファミリア」と呼ばれていますw

果たして我々が生きているうちに完成するのかと、IT業界ではとても話題になっていましたが、なんと今年の5月の決算発表にて「もう少しで完成する」との見通しを示しました。果たして、本当に地獄のデス・マーチ・プロジェクトに終止符が打たれるのか、目が離せません。


エンジニア「みずほの次期システムが相当ヤバイ…新人でもいい、とにかくSEを集めろ!!!」


日本在住であれば、国内株は非課税制度等の措置もあるのでとても買いやすいです。米国株もいいですが、配当重視であれば銘柄さえ選べば日本株も悪くない選択肢といえると思います。ただし、キャピタルゲインはあまり期待しないほうがいいかもしれませんね。

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