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良いか悪いかは置いておき、FXはギャンブルで間違いありません。

ギャンブルの定義を確認します。

賭博とは、金銭や品物などを賭けて勝負を争う遊戯のことである。

金銭や品物などの財物を賭けて、(偶然性の要素が含まれる)勝負を行い、その勝負の結果によって、負けた方は賭けた財物を失い、勝った方は(なんらかの取り決めに基づいて)財物を得る、と言う仕組みの遊戯(ゲーム)の総称である。

(出典:wikipedia)

FXは誰かが勝てば誰かが負けているゼロサムゲームです。

勝ち負けが明確に存在する世界がFX。
勝ち負けが明確に存在することがギャンブルの定義になりますから、FXはギャンブルと定義することが出来ます。

対して、株はプラスサムゲームです。

マーケットが成熟していけば株価上昇に繋がるため、理論的には全員勝つことも可能となるわけです。
また、配当という果実もあるため、例え負けていたとしても時間を重ねる毎に負け幅は小さくなり、いずれ勝ちへのボーダーを超えます。


スイスショック事件。


2015年1月15日、スイス国立銀行は突如政策金利を-0.75%に引き下げて、スイスフランの上限策を中止しました。
スイス・フラン相場は一時、対ユーロで約30%急騰しました。
対して、ユーロフランは大暴落。

FX投資家は大儲けした人と大損した人、見事二極化しました。
FXでは損失のボーダーラインを超えるとロスカットされるものですが、急激な変動によりシステムが追従できなかったため、損失が大幅に拡大する投資家が大量発生する事態となりました。
その時のチャートがこちらになります。

スイスフラン
(画像出典:pic.twitter.com/1h3iZqPzXL)

投資の世界では暴落時のチャートを「ナイアガラの滝」と表現しますが、まさにその言葉を体感するほどの見事なチャートです。
ここまで急激な為替変動は二度と見られないのではないでしょうか。

さて、スイスショック事件で大損した一人に「モーモーミルク」という人がいます。
噂によると主婦であり、伝説とまで語り継がれています。
彼女はこの時もレバレッジ200倍の超絶ハイリスク・ハイリターンなトレードをしていたのです。

モーモーミルクwwwwww2000万利益でたのにwwwwwwwww
すでに瀕死wwwwwくっそわろたwwwwwwwwwwwwwwwwww
このまま死ねやwwwwwwwwwwwwwwwwwww

モーモーミルク界さんが4,341,000円の損失を確定しました。
モーモーミルク界さんが4,375,000円の損失を確定しました。
モーモーミルク界さんが3,735,000円の損失を確定しました。
モーモーミルク界さんが12,903,000円の損失を確定しました。
モーモーミルク界さんが4,117,000円の損失を確定しました。


(出典:スイスフランのレートに一喜一憂するスレ Part84)

損失の桁数が半端ない件。
ここまで全力投球できる精神力もすごいですが、この件を旦那さんはどう思っているのか気になるところです。

さて、ここが重要なのですがFXは自己破産できません

破産法252条1項の免責不許可事由の一覧の中に、

「浪費又は賭博その他の射幸行為をしたことによって著しく財産を減少させ、又は過大な債務を負担したこと」

とあります。
これには先物取引やFX取引が該当します。
まさに、ギャンブル投資は辞めたほうがいいという所以はここにあります。


やっぱり株式のほうが長期的にリターンがある。


株式の現物投資であれば、最悪0円になるだけで借金を背負うことなど、まずありません。
世間の株に対する知見は「ギャンブル」ですが、それはレバレッジを効かせて借金背負った人の話ばかりがフォーカスされるためです。

一攫千金を得るには、それ相応のリスクが伴います。

日本で普通に暮らしていれば、一攫千金を狙う必要性はどこにも出てきません。

この手の投資法をしてしまう人は単純に


ギャンブル癖があるか、いい車に乗りたいとか、キャバクラいきたいとか、どうせそんなところです。


一般の投資家は時間を味方にした上で、長い目でみて投資に励むべきだということを教えてくれます。
何事も積み重ねなのですから、一攫千金の誘惑には乗らずに堅実な投資を貫くことが大事です。

スイスショックで損した投資家は、何もモーモーミルク氏だけではありません。
多数の死者を輩出したとまで言われるこのショック。

そんな投資家(投機家?)たちの阿鼻叫喚の声を最後にご紹介します。

FX1

FX2

FX3


FXはあくまで、息抜き程度に遊ぶのが一番かもしれませんね。

まあ、私はやりませんが。


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