本日7/18の日経平均は円高が重しとなり118円のマイナス、終値は19,999円と心理的な2万円を割り込んでしまいました。円は直近まで1ドル114円付近だったのが現在111円まで円高が進行、マーケットは明日も軟調であることが予想されます。

・USD/JPYチャート
キャプチャ

日本株をやっていると嫌というほど「円高により株安」って聞きますよね。

私は経済番組が好きなのでよく見るのですが、アナウンサーが結構な頻度でこの言葉を発するので耳にタコが出来てしまうほどです。そもそも円高で株安になるって日本マーケットだけで見られる事象なのです。通常、強い国の通貨は高くなりますし、株も比例して上昇するものです。


これは日本のマーケットが外国人投資家に牛耳られているから他なりません。


外国人投資家の自国通貨はもちろん円ではないので、たとえ株売買で儲けが出たとしても円高影響で両替時にマイナスになる可能性があります。これを為替差損といいます。そのため、損しないように円高になるとすぐに株を売り、自国通貨に換金する動きが加速し全面安になってしまうということです。

ああ、なんとも情けない日本マーケット・・・

外国人投資家は長期で日本株を持とうなど到底思っていないということです。デイトレードで利ざやを稼ぐ機関投資家に遊ばれているだけなのですね。日本人が株をしない、ということは詰まるところ、外国人のためにせっせとお布施しているようなものです。

資本主義社会とは労働者が株主のために利益を最大化することが使命とされる世界です。つまり、日本株を買っている大半が外国人なのですから、日本の労働者は外国人のために働いているということになっちゃっています。労働を美徳とする考えは否定はしませんが、外国人投資家が大半を占める現状では、日本人は外国人の奴隷に成り果てていると表現しても実質何も違和感はありません。

日本人も株をやり、「応援したい企業の株を買うことはカッコイイ」とされる文化をしっかり作り、労働者も株主も日本人全員がWin-Winになれる世の中を作っていかないと、おそらくこれから株を始める日本人は外国株に行ってしまい、日本に投資をしてくれなくなると思います。

円高ってだけで換金のために大幅安になっちゃう相場なんて嫌気がさしちゃいますよね。

日本人が株はギャンブルなどと考える情けない思考ばかりになっているせいで、長い間日本マーケットが外国人のオモチャにされているのです。そして、日本人が株をしないことにより外国人に搾取されてしまっている事実にも早く気づかなければならないと思います。

外国人投資家と日銀ETF買いと年金買いに期待するだけの相場は終わりにして、日本人が日本株(企業)を支え、日本のためにリターンを得られるようになればもっと日本は良くなると思っています。

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