ビットコインを代表とする仮想通貨元年と呼ばれる2017年。仮想通貨の異常なまでの過熱ぶりで、当時は1BTC/1セント(1円)以下の価値しかなかったのですが、現在はなんと1BTC/2500-3000ドル(25-30万円)まで跳ね上がるという脅威の上昇を見せました。黎明期からビットコインを持っている人は、想像できない程の億万長者になっているということです。

ビットコインチャート

ビットコインで最初に取引が行われたのは2010年と言われています。海外のプログラマーが2枚のピザを1万ビットコインで取引成立させました。当時は先述の通り1BTCが1セント(1円)以下の価値しかなかったため、概算5-6000円での取引でした。ビザ屋は今もビットコインを持っていたら、今の価値にして25-30億円(!)手にしていることになるわけです。

さて、そんな仮想通貨ですが、2013年頃に流行った仮想通貨発掘ウイルスが再度流行しています。そもそも、仮想通貨を入手できる方法は大まかに2つあります。取引所でトレードするか、マイニングと呼ばれる発掘により手に入れる方法です。

ビットコイン発掘ウイルスは後者のマイニングを効率的に行うためのプログラムになります。マイニングは複雑で高度な計算を実行する必要があります。そのため、発掘業者はスーパーコンピュータのような超高性能のマシンをいくつも稼働させる必要があり、対価として凄まじい機器代、場所代、電気代を支払うことになります。

そこで頭の良いハッカーは考えました。

「インターネット上のマシンに発掘作業を代行してもらっちゃえば、コスト0でマイニングできるんじゃね?」

インターネットには何億台ものマシンが稼働しています。ルータなど一台一台の性能はスーパーコンピュータと比べると乏しいものですが、塵も積もれば山となる。その理論でインターネット上のマシンを複数台感染させ、ハッカーの意図するままに操ることでマイニングを代行させます。

無論、IT機器にはセキュリティが施されているものですが、人間の作るものですから少なからず脆弱性が生まれます。ハッカーはこの弱点を狙ってウイルスを感染させるのです。

驚くことに、中にはiPhoneまでもが感染する事例もあるそうです。

セキュリティを巡る攻防は日夜激しさを増しています。ハッカーは自己顕示欲ではなく、もはや「ビジネス」として活動しています。Mt.Gox事件のように取引所がハッキングされることもあります。

ビットコインなどの仮想通貨は革新性や話題性から華やかに取り上げられることが多いですが、すべてがインターネットの世界で完結している仕組みであることから、常に未知のリスクと隣り合わせということを肝に銘じる必要があります。

現実の通貨のように保証してくれる機関はないのです。仮想通貨自体を否定はしませんが、投資対象としてはまだまだ未成熟だと判断できます。未成熟な分野に投資するのは纏まった余裕資金のある投資家に任せれば十分です。サラリーマンのような一般投資家はS&Pを積み立てる方が堅実にリターンを得ることが可能です。

ただ、どうせなら1BTCくらいは持っておいても面白そうですよね。

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いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン
大塚 雄介
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2017-03-24