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中国メディアの百家号は、日本人は中国を恐れていると主張し、それは「中国人の労働時間の長さはもはや日本人には真似できないから」だと論じる記事を掲載した。

記事は、日本と中国は世界的に見ても労働時間が長い国であると紹介し、特に日本は「残業文化」が存在する国だと強調する一方、北京や上海、深センなどの中国の都市部では人びとの労働時間は「日本をはるかに超えるケースも多い」と指摘した。

中国の労働法では、毎日の労働時間は8時間、毎週の労働時間は44時間を超えてはならないと規定しており、また、残業時間は一般に1日1時間を超えてはならないとされているが、記事は「中国人が長時間働くのは手を抜けば社会からあっという間に淘汰されてしまうという恐れがあるから」だと説明した。

続けて記事は、中国が世界第2位の経済大国にまで成長したのは、まさに必死になって長時間働く中国人労働者たちのおかげだと説明し、すでに中国のGDPは日本の約3倍にまで拡大しているというのに、中国人は日本人よりも長時間働き、さらにGDPの差を拡大しようとしているとし、それゆえ日本人は中国人の労働時間の長さを恐れていると論じた。

https://news.nicovideo.jp/watch/nw8374661
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中国では、朝9時から夜9時まで、週6で働いて、いざ病気になったらICUに行くほどの重病になるとの意味を持つ「996.ICU」というワードが流行っていいます。

アリババやテンセント、TikTokは当然のこと、中国全体がかつての日本のような「24時間働けますか」というモットーの働き方をしています。

一方、日本では電通の新入社員が過労自殺した件から、政府主導でここ数年で劇的に労働環境が改善され、不夜城と化していた会社も夜8時にはほぼ全員が退社するように180度変わっています。

中国のネットでは「日本が驚くほどホワイト化している」と、自国の現状と比較する書き込みが相次いでおり、日本に憧れる若者もいるほど。

とはいえ、日本以上のブラック労働を強いられる中国企業ですが、意外と前向きに働いている人も多い。

その理由は、国や企業の成長力が日本とは段違いであるためです。

コロナ禍以前の成長率を眺めると、中国全体のGDP成長率は6%前後ですが、日本の成長率はアベノミクスというカンフル剤を用いても1%に過ぎませんでした。

中国企業自体がガンガン稼いでいるので、その分社員にも還元することが出来る。

そのため、特にホワイトカラーの職に就いている場合、成果を出せば翌年の給与に数字がきちんと付いて来ます。

日本のような年功序列制度も無いので、成果を出せば20代で役職に就くことも可能で、給料が尋常では無いほどに上がることもあります。

つまり、働いただけきちんと社員側に見返りがあるので、中国人はブラック長時間残業でもそこまで悲壮感無く、前向きに働く人が多いのです。

日本も昭和の頃は中国みたいに前向きに働いてたな

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島崎 晋
PHP研究所
2014-07-11