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私は2002年から、ずっと日本株への個別株投資を続けています。

一方、投資系の雑誌やインターネットの記事では、株式投資と同様に、FX(外国為替証拠金取引)もサラリーマンにお勧めだと紹介されていることがあります。

日本の株式市場は、サラリーマンが仕事をしている日中の時間帯に開かれていることから、サラリーマンは相場を見て取引する時間を十分に取れません。

その点、FXは平日なら24時間取引ができます。

海外の投資家が参加する深夜にかけての時間帯に取引が活発化するということで、日中の時間帯に仕事をしているサラリーマンにはFXが適している、などと推奨されることもあります。

しかし、私の見解は逆です。

サラリーマンとして、仕事と資産運用のどちらに重きを置くかといえば、私は仕事です。

そして、仕事を支障なく続けていくためには、休養や睡眠は欠かせません。

日中は働き、帰宅してから深夜まで毎日のようにFXを続けるとなれば、体力も精神力も続きません。

寝不足がたたって仕事に支障をきたすようでは、FXはむしろサラリーマンとの相性が悪いさえ言えます。

実は、私は勉強がてら、FXに手を出したことがあったのですが、

100万円を損失して撤退しています。

やはり兼業投資家にとっては相性が悪いと判断し、それ以来、手を出していません。

https://diamond.jp/articles/-/252364
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FXに限らず、四六時中モニターに張り付いてトレードをする投資法は専業でなければ難しいし、そもそもトレードは最も儲けるのが困難な投資法です。

というのも、トレード、すなわち短期投資で莫大な資産を築いた有名な投資家は、世界的に見れば多くはありません。

一代で世界的大富豪になったウォーレン・バフェットは長期投資を推奨していて、短期投資はバカのやる投資と一蹴しています。

たとえば、彼の代表銘柄であるコカ・コーラ株は1988年に初めて購入されたものですが、それから今現在まで長期で持ち続けています。

コカ・コーラ株は当時1株2ドル台だったのですが、30年経った今は50ドル手前まで上昇を続け、さらに配当金も56年連続で増配し続けているため、短期で売買しなくとも長期で保有し続けただけで儲かったのです。

さらに、株を頻繁に売買しないということは、証券会社への無駄な売買手数料や、税金の支払いを避けることにも繋がるため、パフォーマンスを最大限に押し上げることにも繋がるのです。

そもそも、短期投資で儲けられる投資家は、cis氏やBNF氏のような圧倒的な運と才能に恵まれた人であって、凡人がいくら投資の勉強をしようとマネ出来るものではありません。

株の短期投資で資産を築くには、儲かる株を探し当てるセンスもそうですが、全てを失っても良いくらい「勝負」にリスクをかけられる気概は勝負師でなければ難しい。

野球の練習を死ぬほどすれば、誰もがイチローになれるわけではないように、才能と運が必要なのです。

平凡な投資家はバフェットの指摘の通り、淡々と株を買って保有し続ける長期投資で資産を伸ばし続ける方が、誰にでも出来るし、そして堅実に儲かります。

FXがダメってより投資手法を見直した方が良い事案だわ

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