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日本人にはお風呂が大好きだという人は多いです。

たとえば「お風呂に入るのが好きですか?」とのアンケート調査によれば、「好き」と答えた人が75%、「どちらかといえば好き」と答えた人が19%であり、合わせれば「風呂好き」は94%にも達します。

また、「週に何回くらいお風呂に入りますか」との結果は「毎日入る」が、74%ともっとも多く、ほとんどの日本人はお風呂に毎日入っていることがわかっています。

しかし、海外で日常的に湯船に浸かるという人は日本と比べて圧倒的に少ないです。

「湯船にお湯を組んで浸かる」という発想そのものがない人も多くいます。

そのため、日本人が毎日お風呂に入るということを聞くと外国人は非常に驚きます。

ただ、日本人のお風呂好きは医学的に見ると非常に推奨されるべきことで、毎日湯船に浸かる人は幸福になることが判明しています。

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温泉療法専門医によれば、お風呂に入ってキレイになるのは、肌だけではなく体の中でも同様のリフレッシュ効果が起こっていると指摘しています。


入浴による効果は大きく次の3つ

1.温熱効果
血のめぐりがよくなることで、酸素や栄養を含んだ新鮮な血液が全身をかけめぐり、血液中の老廃物や二酸化炭素が運び去られます。つまり、老廃物でいっぱいのドロドロ血液がサラサラに変わる体内変化が起きているのです。全身浴でじっくり温めるからこそ起こる現象で、シャワーだけでは効果は下がります。
 
2.静水圧効果
お風呂に入ると「ふぅ〜」と息がもれることがあります。これは、お腹やお尻が水圧で縮む静水圧によるもの。この作用が全身への穏やかなマッサージ効果を生みます。水圧で末端に滞っていた血液や体液が心臓に押し戻されるので、むくみの解消にも効果的です。
 
3.浮力効果
水の中では浮力がかかり、体重が軽く感じられます。首までお湯に浸かった場合、お湯の中での体重は、なんと約10分の1! 体重60キロなら、水中ではたった6キロ。全身を支えていた関節や筋肉が重みから解放され、全身がゆったりとリラックスした状態になります。

以上のように、入浴後の爽快感には、それを裏づける科学的メカニズムがあったのです。早坂教授は入浴がもたらす心身のへの効果を多角的に研究しており、その成果から「お風呂は幸福度を高める効果がある」と指摘します。
 
2012年、東京都市大学の研究チームが静岡県の6,000人の住民を対象に行った調査によると、「毎日お風呂に入る人」は、毎日お風呂に入らない人に比べて幸福度が10ポイント高く、さらにシャワーだけの人との比較では、「湯船に入る人」の幸福度は12ポイント高いという結果が出ました。

日本人がお風呂好きな民族なのは、この「幸福感」が最大の理由なのかもしれません。

www.philips.co.jp/a-w/about/news/archive/standard/about/blogs/healthcare/20181201-blog-bathing-method.html

なお、お風呂の湯船にお湯をためるとどのくらいのコストがかかるのか計算してみると、浴槽1杯分のお湯をためるのに必要な水道代は50〜60円、ガス代が60〜70円なので合計すると、お風呂1杯あたりおよそ110〜130円くらいで入ることが出来ます。

毎日入ったら月3000円ですが、それだけで人生の幸福感を爆上げできるのならば、入浴は非常にコスパが良いものと言えます。

中国メディア「日本人のお風呂好きは、何者も阻むことができないレベル」

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