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ANAは1年間の業績が5100億円の最終赤字になるとの見通しと、従業員をグループ外の企業へ出向させるなどのコスト削減策を発表しました。

5100億円の最終赤字はリーマンショックの影響を受けた2010年3月期の最終赤字573億円を大幅に上回る過去最大の赤字見通しです。

ANA社長は「再び成長していくためには、単なる止血策や、コスト削減にとどまらず、グループ全体のビジネスモデルを、劇的に変革する必要がある」と、黒字化のためならどんな手段でも用いる意気込みを語りました。

同時に発表した「構造改革計画」では、機材の売却や人件費の削減で2020年度のうちに1500億円規模のコストを削減すると発表しました。

また、従業員の給与の削減のほかに、グループ外の企業に社員を出向させることを明らかにしました。

出向先には家電量販店のノジマやスーパーの成城石井など10社が上がっていて、来年春までに400人程度を見込んでいるということです。

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このように、ANAの従業員が家電量販店のノジマやスーパー、そして鳥取県内の企業などに出向させられることが伝えられると一気にネットで話題になりました。

しかしながら、今までずっとエリートコースを歩んできたプライド高そうなパイロットやCAが、散々バカにしてた底辺バイトに近い家電量販店やスーパーの店員をやるのはアホらしくて出来ないでしょう。

ただし、ANAは既に貯金がほとんどない状態で、従業員には希望退職募集、冬ボーナス100%カット、年収3割減、厚生年金を3割から5割に負担増、基本給5%カットなどの施策を打ち出しており、出向を拒否することは実質難しい状態にあります。

実際、ANAの従業員は「行くしかない。仕事をしたい。最終的にはANAに戻りたい」と語っています。

2020年は東京オリンピックでANAはボーナスステージかと思いきや、180度逆の地獄が待っていたので世の中何が起きるか分かりません。

このように、たとえ超大手企業に入ったとしても一寸先は闇であり、ANAのように突然業績悪化してしまうケースもあるわけです。

他にもコロナの影響によって超優良企業と言われたJAL、JR東日本、オリエンタルランド、キヤノン、JTB、HISなども大赤字に陥っていて、未だに回復の筋道が付けられない状態です。

ANA以外にも他企業に出向させる企業は増えていて、地獄の片道切符となる可能性も高いと言われています。

まさに「リアル半沢直樹」であり、高給エリートたちはコロナで地獄に突き落とされた格好です。

ノジマの店員とかプライドがズタズタだろwww

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半沢直樹4 銀翼のイカロス
池井戸 潤
Audible Studios
2018-09-14