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・麻生太郎副総理兼財務相は、新型コロナウイルス対策の一環として国民1人あたり10万円を配った特別定額給付金について、「その分だけ(個人の)貯金が増えた」と述べ、消費を喚起する効果は限定的だったとの見方を示した。

・麻生氏は講演で、10万円給付金の効果について「当然、貯金が減るのかと思ったらとんでもない。その分だけ貯金が増えました」と主張。

さらに「カネに困っている方の数は少ない。ゼロじゃありませんよ。困っておられる方もいらっしゃいますから。しかし、預金・貯金は増えた」と重ねて強調した。


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麻生太郎がなぜバラマキに否定的なのかと言えば、彼は財務大臣で国の借金が増え、円の希薄化が進みインフレになることを極端に嫌うためです。

ただ、実態としては国民1人当たり10万円を給付しても、全くインフレにならないことが実証されたので、毎月10万円を給付し続けても全く問題ありません。

そもそも、国民への給付における財源は全て借金によるものです。

借金とはつまり赤字国債発行によるもので、10万円給付の時は総額12兆円ほどかかったとも言われています。

財源健全化が遠のき、いずれは増税という名の負担で国民に降りかかる可能性があります。

とはいえ、12兆円ものお金を市場に流通させたわけですから、麻生太郎の懸念の通り、希釈化によって円の価値が下げられ円安となり、相対的に物価が上昇するデフレになるのが道理です。

しかしながら、ドル円の推移を眺めると、10万円給付が決定した4月は1ドル110円だったのが、現在は105円まで上昇しています。

これは希釈化したのにお金の価値が上がっているという状況で、財務的にダメージを受けなかったばかりか日本全体がリッチになる現象が発生したわけです。

そもそも、日本は世界的に見ても国力があり、対外資産が負債を上回る超健全国家のため、いくら円を刷っても海外から円が買われるのは当然と言えます。

日本の国力は少子化等によって右肩下がりとなるのは既定路線であるため、今の地位をキープ出来ている今のうちに、国債発行しまくっても問題ないのはそのためです。

麻生太郎とかもはや日本のガンだろ

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