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韓国投資公社がアメリカの大麻会社に200億ウォン(20億円)を投資して100億ウォン(10億円)の損をしているという分析が出ました。

韓国の「共に民主党」の議員室によると、韓国投資公社は過去2年間でアメリカ市場に上場された

・キャノピー・グロース
・オーロラ・カンナビス
・クロノス・グループ

などの大麻関連会社に200億ウォンを投資しました。

しかし、株価はダダ下がりとなり元本が半分以下になってしまったそうです。

たとえば、韓国投資公社は2019年にキャノピー・グロースに1株50ドルの時に20億円を投資しました。

その後、株価は1年以上延々と下落し続け、株価は50ドル水準でしたが、現在は20ドルまで暴落しています。

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大麻関連株が下がり続けているのはタバコや石油と同様で、ESG投資の台頭があります。

昔からESG投資という概念そのものはあったものの、特にその流れが加速したのは2016年のことでした。

世界各国で広がる環境破壊問題や、トランプ大統領誕生から起因した世界的な情勢不安から、人々はより環境や社会に配慮した企業の商品やサービスを買うようになりました。

特に若者たちを中心にはその思想が強く、多少値段が張っても環境に配慮した商品を買うことがカッコイイと考えています。

たとえば、スポーツウェアでお馴染みのドイツ企業アディダスは、ESG投資に適合した企業の1つです。

現代では多くのゴミが海に捨てられていて、中でもプラスチックゴミは「マイクロプラスチック」と呼ばれるやっかいなゴミで、決して海に溶けることはありません。

海の中で細かく砕かれ、目に見えない小さなプラスチックを魚などが食べることで、生態に悪影響を及ぼし、いずれ人間にも悪影響を及ぼします。

アディダスは、少しでも海のプラスチックゴミを減らそうと、海洋環境保護に取り組むParleyと提携し、海に捨てられたプラスチックのゴミからスニーカーを開発・製造・販売することを目指しました。

通常であれば、多大なコストがかかる商品になりますが、アディダスの発表によれば、この「海のゴミで作ったスニーカー」はウルトラ大ヒットし、なんと1年強という短期間で100万足が売れたというのです。

つまり、ESG投資に適合した企業は多くの人々に支持され、業績を伸ばしやすいメリットがあります。

ヘッジファンドも、そのカラクリを熟知していることからESG投資に積極的で、既に規模は2,500兆円以上もの規模に膨らんでいる。

反対に、ESG投資は大麻やタバコ、酒などの健康を害する商品を作る会社や、兵器などの人々を殺める製品を作る企業の株は徹底的に排除されているので、これらの株価があがることはないのです。

国の投資先が国内法で違法の薬物売買会社ってマジかw

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