世界人口が激増していました。

国連人口基金が公表している「人類誕生から2050年までの世界人口の推移(推計値)グラフ」をご覧ください。

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2050年には93億に達すると想定されています。グラフの伸び率がギャグみたいになっていますが、18世紀後半にイギリスから始まった産業革命以降、爆発的に人口数が増加しているのがわかります。なんだかこれ、NYダウのチャートに似てませんか?

■NYダウ チャート
キャプチャ

覇権国家である米国の経済成長は、世界の経済指標と同義です。マクドナルドのビッグマックの価格によって各国の通貨の購買力を比較する「ビッグマック指数」という世界的な言葉もありますね。

人口増加は経済成長と比例します。人は生きている以上、豊かな暮らしを求めます。良い製品、良いサービスを追い求めます。基本的に人間には生まれながらその欲求が備わっているので、世界経済は引き続き堅調に推移していくと見られます。

今後通貨危機や戦争や政治など、何かしら世界に影響を与えるショックがあり一時的に経済が停滞することはありえますが、人口増加を背景として鑑みた場合、長期的に考えれば世界は経済成長していく選択肢しかないということがわかります。今更、狩猟採集社会に戻ることなど絶対にあり得ないでしょう。

「世界経済に投資する」

世界経済に投資するには世界主要企業の個別株を買っていく方法がありますが、一般庶民にはそんな資金はありません。比較的買いやすい投資信託といっても手数料ビジネスで詐欺まがいの商品も多いのでオススメしません。投資家として買うべき商品は覇権国家である米国の株を買っておけば間違いありません。主要米国企業は自国よりも海外の売上比率が大きいため、米国株を買うだけで実質世界に投資していることと同等の価値を得られます。

さて、人口が増えるということはそれだけで自国に潤いをもたらします。人口ボーナスという言葉は知っていますか?人というパイが増えることで市場が広がり、消費も増え、循環のサイクルが強まることです。1950年代半ばから1970年代前半に急激な経済成長を遂げ、東洋の奇跡と称されたかつての日本も人口ボーナスによる恩恵が大きいと言われています。

近年ではインド、中国で人口ボーナスによる経済発展が著しいです。そのため、インド、中国への投資が注目されていますが一定水準まで経済成長すると成熟期に入るのが常です。成熟期は一人ひとりが生活の質向上を重視するようになるため急激な人口増加は望めなくなります。人口増加が止まると経済成長も停滞します。ボーナスタイムは一過性であることが多いのでインド、中国のような新興国への投資はほどほどにするのが良いかと思います。

ただし、米国は依然成長国です。

優秀な人材が成功を夢見て移民するケースが多く、人口増加と産業イノベーションが止まらない国は世界を見渡してみても米国しかありません。

米国に投資しつつ、馴染みのある自国の優良企業の株を買うのが一般庶民におけるバランスの取れた投資法だと判断しています。

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