金融広報中央委員会が発表した「家計の金融行動に関する世論調査」の[単身世帯調査]と[二人以上世帯調査]によれば、一人暮らしの人のうち、30代は12.6%、40代は14.3%が貯蓄が1000万円以上あると答えました。
また、二人以上世帯の場合、30代は13.6%、40代は21.2%でした。
●20代……0%(一人暮らしでは2.0%)●30代……13.6%(一人暮らしでは12.6%)●40代……21.2%(一人暮らしでは14.3%)●50代……38.9%(一人暮らしでは21.6%)●60代……45.7%(一人暮らしでは46.8%)
30代あたりまでは差はないものの、40代以降では一人暮らしと比べると、二人以上世帯の人の方が1000万円以上の貯蓄がある割合が高くなっていました。
本来、家族を養う2世帯以上よりも、一人暮らしの方がお金が貯まると考えられますが、結果は真逆でした。
これは40代以降の一人暮らしをする人は、生涯に渡り結婚する気がないことで、お金を極限まで自由に使えることが大きな理由でしょう。
逆に2世帯以上の所帯持ちは、家族のライフプランを考えてお金の使い方を決めるので、散財もしない人が多く、貯金に励む人が多いと見られます。
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また、二人以上世帯の貯金が多くなる理由としては「共働き」が浸透して2馬力でお金を稼ぐ世の中になって来たことも大きいです。
夫の年収が減ったことで昭和の時代は常識だった「専業主婦」は絶滅危惧種となっているわけです。
そもそも、専業主婦は高度経済成長期に、働き盛りの夫を支える重要な存在として、国にも大事にされて来ました。
働いてなくても扶養に入れば減税してもらえたり、年金や保険が手厚く受けられるため、いわばお姫様のような扱いでした。
そのため、世の女性たちは未だに専業主婦願望が強く、婚活では専業主婦希望者が後を絶たない状態でした。
しかし、増大する社会保障費を負担する体力は日本国には残っておらず、政府は女性にも自立して貰おうと「働いてくれPR」に躍起でした。
その甲斐あって、女性は結婚や出産しても会社を辞めることは少なくなり、この6年で働く女性は300万人も増加したようです。
人手不足から、今までパートだった女性従業員を正社員へ引き上げる動きも加速しており、これからの時代は「共働き」がスタンダードになり、女性であろうと自立が求められる。
共働きの動きは男性にとっては朗報で、年収が上がらないこの時代に妻がフルタイムで働いてくれれば、世帯年収は実質2倍になります。
夫の年収が500万円だったとしても、妻が500万を稼いでくればカンタンに1,000万円プレイヤーになれるようなもので、ドラゴンボールのフュージョンに近いし、貯金もガンガン貯まる。
まあ生涯独身なら無理して貯金しなくても生きていけるし
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