pixta_34208885_XL-e1542872660126





SPONSORED LINK


img_9b679fbe00b0ec6d5fc644166d4d3fad375134

この10年で世界経済全体が右肩上がりで成長し、日本もその恩恵を受けて来ました。

日経平均株価が26年振りの高値を付ける、毎年のようにベアが実施される、あまりの好景気で人手不足が深刻化するなど、バブル崩壊後に比べたらもはや天国のような社会が構築されつつありました。

ただ、コロナ到来前でさえ、TVなどのインタビューを見ても日本人は「本当に好景気?」と首を傾げる人が多かった。

その要因は、庶民レベルではデフレ時代の生活水準となんら変わっていないという感覚があることです。

実際にその感覚は正しいです。

日本人の"手取り"は、年々減少の一途を辿り、先進国でもかなり悲惨な状況に陥っています。

実は、同じ年収でも「手取り」は15年下がり続けているのが日本という国であり、この15年の間に給与が上がることなく、増税や優遇制度廃止が相次ぎました。

この先も、少子化という致命的な悪材料がある日本では、増税や配偶者控除の改正などのイベントが目白押しです。

増税無しでは沈没してしまう日本、たとえベースアップで月に数千円UPしたところで焼け石に水、良くてトントンでしょう。

昔のバブル期のように男性がガンガン働いて給料もガンガン増え、女性は結婚したら専業主婦でやっていけるような時代は終わったのです。

そのため、結婚しても女性が働き続けるケースは増えていて、専業主婦は減っています。

たとえば、労働政策研究研修機構によれば、1980年には1,100万世帯以上あった専業主婦世帯が、今現在では641万世帯までに減っていると指摘します。

昭和では当たり前だった「専業主婦」は贅沢となり、共働きがスタンダードになっていくでしょう。

日本人の年収中央値が350万円だからかなり妥当な印象だわ

SPONSORED LINK


年収100万円の豊かな節約生活術
山崎 寿人
文藝春秋
2012-09-20